2005年02月08日記載
第一回けん引一種受験報告、UDはやっぱり曲者
予定どおり7日、けん引一種の初回受験をしてきました。今日の午前の試験では4名も欠席でしたので1名が二種、7名が一種受験の8名(推定)となりました。これまでの間相当数を府中試験場に通ってきた(技能試験室に入ったのはおそらく今回で11回目?)ので、すでに試験官の顔もほぼ全員覚えてしまっています。自分の受験順番は5番目です。もちろん緊張しましたが、今ではこの試験前の緊張がたまらなく快感になってしまいました(オイオイ・・・)。全種取得受験病に感染した病状の一種だと思います。

試験車両を見ると、日産ディーゼル(UD)でした。府中のけん引車両はおそらく3台あってUDが2台、日野が1台と推定されます。個人的にUDの車両特性はどうしても好きになれません。大型一種の初回受験のときもそうでしたが、過激なブレーキ制動力と敏感なアクセルはやっぱりけん引一種のUDも同じでした。車両配備状況からしてUDが当る確率のほうが高いわけですから素直に受け入れるしかありません。

車両はUDでもコースはBコース。左入れです。昨日のコラムにも書きましたが、どちらかといえば左入れの方が得意でしたのでラッキーです。しかもS字の入りも直線状態から突っ込めるのでやりやすいのではと思っていました。ですからUDとBコースでトントンですかね?

最初の受験者の方の動きをみると実にスムーズ。更に方向転換も一発。S字に多少手こずったようですが見事完走し予想通り合格でした。2番目の人はUD特有の過激なブレーキ制動でガックン停止を繰り返されていました。結局方向転換で一応収めるまではできたようですが、そのとき既に切り返し回数4回に到達していたようですので結局そのまま途中でお帰りコースでした。3番目の方はかなり受験回数を重ねているとのことで、やっぱり運転も全体的にぎこちなく見た瞬間合格には程遠いと思いました。

4番目の方はせっかく最終3回目の切り替えしで方向転換で収まったはずなのに一直線になっていないとの指摘を受けた模様で不合格確定。本人は一直線だと思っていたらしい。私も当初練習の時は一直線になったときの感覚を掴むことができませんでしたが、どこをみれば一直線であるのかを最初の発進前に確認さえしておけば解決できる問題ではないか思っています。その方はせっかく方向転換が事実上成功しているのに非常にもったいと思いました。ちなみにその方と一番話をしましたが、大型一種は7回受験、けん引は今日で3回目だということでした。練習は7時間されても全く感覚がつかめないとも言われていました。

そして5番目の人はあまり良くみていませんでしたが、方向転換では3回のやり直しをしても結局全く収めることができずそのままお帰りコース。明らかに練習不足でしょう。もしかしたら試験を練習代わりにされている方かもしれません。そして、6番目はいよいよわたしの出番です。乗り込む前にまず正面から見てトラクタとトレーラが一直線になっているときの配置をチェックして頭に叩き込んでから運転席に乗り込みます。

乗り込んだらまず運転席から見た一直線状態のトレーラの見え方を次に記憶します。ここで記憶しておかないと方向転換時に一直線状態がわからず四苦八苦してしまうからです。

運転席に乗り込み、受験票と免許証を試験官に渡すと、

試験官「二種たくさん持っているけど、けん引は一種でもいいの?二種のほうがいいんじゃないのか?」
私「え?、いや、あの?、順番が重要ですので・・・」
試験官「そう、じゃ一種でいいんだね。準備ができたら出発して」

今日の試験官は顔は見たことありますが、私にとって初めての試験官です。この若干の会話によって緊張がいい意味で自分の中でリラックスに変わりました。シート、ミラー、ベルトを締めてフットブレーキを踏みギアをニュートラルに入れてエンジン始動。右ウインカーを出し、サイドブレーキを解除、右後方を目視して発車です。発車すると再びアクセルがガックンガックン、明らかにアクセルムラを発生させかけています。大型一種初回受験時に思わず苦戦したアクセルワークの嫌な思いが蘇ります。しかしあの頃より大型車両を幾度も運転している現在の私は同じ失敗だけは絶対に繰り返さないと強く思い、アクセルを慎重にジワジワ踏みながら、そしてクラッチも静かに繋ぐことに全神経を集中させてます。

最初の停止線でのブレーキチェック。やっぱり強烈にブレーキが利きます。しかし大型二種で十分鍛え上げられたソフトタッチブレーキングテクニックを屈指して急ブレーキを発生させてしまう失敗はまずないでしょう。それは昨年の10月頃の自分とは全くの別人だという自信(自信過剰?)からです。たとえ強烈な制動力を発動するUDのエアブレーキでも自然に静かに停車できる技量を完全にマスターしたつもりなので、試験中ブレーキ操作で苦しむことは一切ありませんでした。

ブレーキは全く苦になりませんでしたがやっぱり曲者はアクセルです。日野やISUZU、三菱ではアクセルワークで苦しむことは全くないのにUDだけはどうしてもスムーズな発進、加速ができません。終始アクセルワークは苦しみましたが、少なくとも大型一種初回受験の時のような激しいアクセルムラだけは絶対に発生させるものかとの意識を継続させながら、なんとかスムーズな運転状態を維持することができました。それにしてもけん引練習ではほとんど意識していなかったアクセルベダルに対して、これほどまで試験中神経を回すことになったのは全くの予定外です。

外周を回って正面に入った後、いよいよけん引最大の課題項目、方向転換に突入です。慎重にそしてしっかりとアプローチしていきます。50cmほどの離隔が理想ラインですから目標ラインを目指して車体を誘導させます。所定の位置で停車したら後方の安全確認終了後、ハンドルを右に半回転回して後退します。するとジワジワとトレーラが左に折れていきます。練習で教わった理想角度である60度の位置までトレーラが折れたら、ハンドルを左に末切りから半回転右に回した状態にしてから再び後退を継続します。折れ角度の60度を維持しながらとにかくトレーラが半分以上収まるまでガマンする。すると予定以上にトレーラの右後方がポールに近づいてしまいます。ただポールに近づいたとしてもしっかり60度はキープできたのでぶつかる心配はありません。しかしこのまま収めても、スムーズに出ることができないと思ったので途中でやむ終えず前進してみることにする。(切り替えし回数1回目)

ハンドルを左にいっぱい回して少しづつ前進、トラクタが左に引きづられたら一気に右に回してゆっくり前進、できるだけ我慢した後に再び左にハンドルを回してトレーラ部をなんとか右ギリギリから左側へ移動を試みました。結果として切り返しに挑戦してはみたものの、多少は左側にトレーラを移動できたとしても本当に多少しか切り替えし効果を得ることができませんでした。

とりあえず、出庫は後から考えれば良いということで多少方向転換スペースで車体が右に寄ってしまっても、とにかく強引に収めてしまえと開き直って最後にトラクタ部を引き起こすために左末切りまで回してトラクタを引きこす。そして一直線になった瞬間に一気にハンドルを正面にして左右を確認、サイドブレーキを引き、試験官に終了の合図をする。

私「はい・・・・終わりました」
試験官「じゃ、出て?」

方向転換の場所が悪かったものの、試験官からOKの合図をいただけたことに瞬間的にうれしさがこみ上げてきました。しかし成功した喜びもつかの間、果たしてこの位置からどのようにして脱出できるのだろうか?

上江橋で練習してきたときに指導されたことを思い出してみる。「右側が最低50cmさえ開いていれば絶対に出られる」との言葉がよぎる。右ミラーを見ると車体はなんとか辛うじて50cmはあるかないか程度しかスペースがありません。とにかく思い切ってハンドルを左に振ってから運転席の視界から前方の縁石がダッシュボードから消えた瞬間一気に右にハンドルを切って脱出を試みます。当然のように右前輪は前方縁石ギリギリコースまっしふらです。ゆっくり慎重に前進を続けていると、気づいた時にはトレーラ右後輪が接輪しそうなぐらいに接近しているではありませんか!

ヤバイと思ったため右全開ハンドルを少しだけ左を維持しながら前進します。そうしないと右後輪が接輪しまいます。そんな迷いと半分泣きべそかきながらそろそろ前進していると車が前に進まない感触があります。もしかして???そうです右前輪が接輪状態でした!!!!(減点20点)

非常にゆっくり前進していたために接輪(小)で済みました。多少でも勢いつけていたらガツンと乗り上げていたかもしれません。接輪をしてしまったことで、悔やんでも仕方がありません。まだ試験中止ではないと気持ちを前向きに切り替えて再挑戦です。ここから強引に切り返しをしてでもとにかく脱出しなければなりません。再びギアを後退に入れて切り替しカウントが2回目に突入です。普通の車と同じようにハンドルを回してもドツボに嵌ることは安易に想定できたので多少頭の中で混乱したもののとにかく車体を直線的に後退させることが正解を導き出せると思い、ハンドルを適当に回しながら後退させてトレーラの動きを観察ハンドルを右に回したり左に回したりで、頭の中はパニック。結果としてなんとか一矢を報いて方向転換課題を突破できました。けん引の方向転換では1回までは減点なし、2回目から1回目からさかのぼって5点減点×2の10点減点となります。4回目となるとその場で試験中止です。

方向転換の課題では結果論ですが、アプローチの段階でもう少し車体を前に出してからバックすれば、左後輪が最適ラインを通過できたのではないかと反省しています。

方向転換を終了するとすぐにS字です。できるだけ右に寄せてから一気に左挿入という形で入ります。S字課題のクリアのコツとして右カーブ時は前方ミラーがヘッドの角を少しだけ縁石とかぶっているぐらいを維持できると左前輪が理想的なラインを描けることができます。一方左カーブでは右足アクセルペダルが縁石の上を通過するイメージでハンドルを切っていくとスムーズに通過できます。大型一種より走行ラインに対する余裕度は少ないですが、最初のライン取りさえ失敗しなければまずS字で失敗はないと思います。

S字をクリアした後は左折、左折で直進、左障害物をクリアした後スグに右折して踏み切りです。府中の踏み切りは停止線直前で若干の坂がありますが、今回は敢えてサイドブレーキを使わずにアクセルとフットブレーキだけですばやく繋ぐ本来のスタイルで突破、踏み切りを右折して赤点滅の交差点を左折、突き当りの一時停止を右折して発着点へ。

初回ながらなんとか完走しました。そして若干の手ごたえを感じながら、サイドブレーキを掛けて左ウインカーを戻しギアをバックに入れてエンジン停止、後方を確認して下車。走って試験官のところへ向かいます。緊張の一瞬です。

試験官「はい、合格ね。どこかで練習したの?」
私「埼玉で4時限ほど」
試験官「住所、生年月日、名前を言って」

つーことで、このコラムを読まれる方にとっては、きっと面白くない報告になりました。人の合格体験談なんてものは読んでいて楽しいものではないはずです。不合格ネタの方が第三者からしてみれば読んでいても楽しいと思いますが皆様の期待(本コラムは私の不合格体験談になるはずだった!?)を華麗に裏切り、一発合格体験談となったことをお許しください。

グァハッハァ!さぁ、自慢しよう。私は「けん引一種」一発合格者です!

今まで新規車種での一発合格が一度もなかっただけに非常にうれしいです。みなさんが苦労されているあの「けん引免許」を一発で合格できたことは、自分でも、相当舞い上がっています。純粋にうれしい、ただただうれしい。

う?ん、ちょっと待てよ。接輪したのに合格?でも、でもね。接輪は20点減点、そして方向転換切り替えし2回で10点。それ以外減点がなかったことから合格点数ギリギリの70点だったと推定されます。ですから正真正銘の「合格」なのです。

しっか?し、うれしいというのはあくまでも「一発合格」という勲章を手にしたことだけですよ。合格点数が70点というのは決して内容に満足しているわけではありません。正直言って、あの内容では二種だと完全不合格なのですから、あくまでもわたしの目標は運転免許全種制覇であってけん引一種で満足するはずもなく、直ちに受験での失敗した要素を十分反省し、次回の最終挑戦種目である「けん引二種」受験に向けて気を引き締めていきます。参考までに本日のけん引合格者は二種の方が1名、一種は私だけでした。結果として8名受験中2名合格。

免許証交付までの間、新眼鏡を着用してけん引二種の受験申請手続きに備えることにしました。備えるとはもちろん深視力検査対策です。3時間ほど連続して新眼鏡を着用することで目が完全に慣れることを専念させます。新免許証を手にした勢いで、すかさずけん引二種の申請書をもらい収入印紙を購入し前回非常に手こずった適性検査(深視力検査)に立ち向かいます。すると最初に押したボタンがずれていたようで、検査官から

検査官「あれあれ??ズレてるよ?」
私「ええ?またですか!ああ、簡便してください!」
検査官「3本並べてみるね。」

その後、得意とする棒がまず手前に動いてくれました。しかも前回と違い3時間連続して着用した新眼鏡は完全に目も慣れているために非常に良く棒の動きが見えます。すると結果はバッチリ。手前か奥への移動は100%確信があってのボタン押しですが、反対の奥から手前に動く瞬間は若干見づらいのは相変わらずです。ただ真ん中一直線の位置を記憶していたので半分勘で押したらジャストフィットだったようです。

検査官「はい、合ってるね。では外へ出て、隣の判定室へどうぞ」

ふぅ?やれやれ。初めてまともに見えて一発で深視力検査をパスできました。新眼鏡は乱視ズレが適正に補正される上、3時間着用していたために目も慣れさせたことで、前回苦しみぬいた深視力検査を再検査室への誘導なしで一発でパスできたことは深視力検査に対する不安もほぼ解消、ホッっとして心を撫で下ろします。ちなみに今回の適性検査が最終免許種別ですから次回は3年後の免許更新時まで適性検査を受けることはありません。3年後も同じようにすんなり深視力検査をパスできるかどうかは全くわかりません。

さて、大型特殊二種と同じように、最終免許となる「けん引二種」も鉄は熱いうちに打てということで2月15日(火)のAMとしました。仕事のスケジュール的に変更する可能性はあります。

<まとめ>  
12月21日(火) けん引一種 適正検査(深視力検査)不合格
1月27日(木) けん引一種 適正再検査(深視力検査)合格
1月29日(土) 上江橋モータースクール、2時限練習
2月6日(日) 上江橋モータースクール、2時限練習、計4時限
2月7日(月) けん引一種技能試験(1回目)合格

○教習費用
 4時限コース 会員割引 19000円
○試験手数料
 4400円×1回=4400円
○免許証交付手数料
 1750円

合計 23400円

新しい免許証データはこちらをご覧ください。免許取得期日が誕生日前後1ヶ月以内であることから、本免許から有効期限が平成20年まで延長となりました。(ゴールド免許には程遠い・・・です)



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