2005年02月16日記載
第一回けん引二種受験報告、日野+Bコースは最高条件
けん引二種の初回実地試験を受けてきました。今日の府中はやたら受験者数と車両台数が多く、しかも、府中では稀と思われる大特とけん引が同日の一緒の受験日が設定されました。仮免許が2台(MTとAT)、けん引が12名、大特受験が5名、大型一種は3台、大型二種も3台と試験場内は試験車両で珍しい大混雑となりました。

そして前回のコラムで書いた理想というべく、試験コースはBコース、車両は日野と文句の付けようがないベストマッチングとなりました。まさしく私に「今日合格してください」と言わんばかりの好条件が整ったと一定いいでしょう。私の受験番号は6番です。過去の中で最も受験順番が後ろになりました。これだけ受験順番が後だと自分の番が回ってくるころには緊張の糸が切れそうになります。

試験開始して約1時間弱待ったところでようやく自分の順番が回ってきます。日野のけん引車両はもちろん初めてですが、最初の慣らし走行の時にギアの入りといいアクセルワーク、ブレーキタッチいずれの点においても個人的に最も気に入っている感触を得ました。これは個人的好みにしか過ぎませんが、改めて日野の運転感覚が最も自分に合っていると痛感しました。ですから車両特性による無駄な神経を回す必要はありません。

慣らし走行を終了し試験本番です。最初の交差点は道幅が同じ交差点で大型一種の車両2台と遭遇。私は右折しようとしていました。最初に対向車側に大型一種車両が左折しようとしていました。当然対向車左折優先なので私は停止状態で待機します。すると自分の左側から更にもう一台、大型一種がきます。左側から来る大型一種は私の正面にいる左折しようとする車両のほうが左手となるため左優先となります。しかし左側からくる車両はそのことに全く気づかずそのまま突っ走ろうとした瞬間、急ブレーキ!たぶん試験官補助ブレーキが炸裂した模様です。左側から来た大型一種の受験生には申し訳ありませんがご愁傷様といわせていただきます。

普段から試験場において優先関係を頭に叩き込んでおけば何も慌てる必要なないのですが、大型一種車両の左から来た車両の運転手は全く左優先という意識をもっていなかったのでしょう。

そんな動きを観察しながら交差点に車両がなくなってからのんびり右折、そして左折、停止線を一時停止後右折して外周コースに入ります。生涯物を避けて右へコーナーし速度して50km/h区間の外周直線に入ります。直線半ばに予想にもしない声が聞こえてくる。

試験官「中央線踏んでるぞ!」

一瞬、マジ?と思いながら、ま、いいや(汗)と、その場はすぐに気持ちを入れ替え、その先のことを考えるようにしました。そしてけん引最大の課題、方向転換に入ります。Bコースなので左入れです。前回よりアプローチ処理が雑になりました。目標地点で停止したものの左側面からの距離が1mぐらいも空いてしまい、更にトラクタとトレーラが若干右"く"の字に曲がってしまいました。

とりあえずやってみるべ、と心の中で囁きながら後退します。すると全くもって左後輪が方向転換スペースの縁石に接近しません。その理由は最初のアプローチの時点で直線状態から若干右"く"の字になっていたことが原因でした。強引に曲げてみると曲げすぎてしまい、その後無理やり左全開にハンドルを回したところで左ポールに向かって車体は傾いていきます。完璧に無理と判断し、やむなくもう一回出ることでやり直しをすることにしました。

すると次は前回同様にトレーラはどんどん右に寄っていきます。もう切り返しはしたくないので強引にトレーラと折って、かなり強引な方法で押し込んでみました。一応入りました。わずかなスペースを使って無理やり一直線にして、試験官に通知します。

私「入りました!」
試験官「はい、じゃ出て。」

そのとき、心の中で「出て」と言われても絶対に出られない位置なんだけど・・・、さぁ、どうする?と葛藤します。ちょっと考えた後の結論は切り返しも無理だから更に下がって前方距離を稼ごうと決心。更にバックギアに入れ、下がれるまで後退を試みました。すると、

試験官「左後方、当たってるんじゃないのか?」
私「(わざとらしく)当たってますか???」
試験官「じゃ、そのまま待ってな。降りて見るから」

そう言い放った時点で私はもう完璧に不合格を決意しました。戻ってきた試験官は、

試験官「やっぱり当たっているね。」
私「えぇ?、そんななぁ。だともう左に出てお帰りコースですか?」
試験官「ん?、ああ別に右でいいよ」

一応、試験は継続して続けてくれるみたいです。後方部が接触するまで後退しているので思いっきり左に振ってそして途中から全開右にハンドルを回すと思いのほか右後輪は余裕を持って出られました。試験継続の甘い言葉に方向転換場所を脱出、そのままS字コースに向かいます。私の中では不合格確定モードなので緊張の糸も完全に切れて超リラックスモードです。S字も結構早い速度で楽にクリア。S字出た後も試験官から出されるコース指示は、即お帰りコースではなく一応完走コースを誘導してくれます(ありがたかったです)。

踏み切りを渡って完走状態で発着点に戻ってきました。その後に展開される会話は過去受験した中で試験官との会話時間が最も長かったと思います。

試験終了し発着点に戻り、ギアをバック入れエンジン停止。すると、

試験官 「普段からいつも運転しているのか?」
私 「いえ、一週間ぶりです。」
試験官 「???一週間ってどうゆう意味だ?」
私 「先週の一種受験以来ですからほぼ一週間ぶりってことですね」
試験官 「そうゆう意味か。ところでよ?、な?んで中央線踏んで走っているんだ?まさか気づかなかったなんてことはないだろうねぇ?それとも緊張してわかんなかったか?」
私 「左の道幅が狭い意識が働いちゃって・・・・」
試験官 「右カーブの時も踏んでたし、直進のときもライン踏んでたぞ。外周コースなんて走り慣れているだろ?あの時点でもう不合格になったといってもいい。」
私「そんなぁ?、全く意識してませんでした。ところで、方向転換なんですけど。あの位置から後退せずに右へ脱出できたのでしょうか?」
試験官 「あれじゃ右が狭すぎで無理だな」
私 「だから思い切って更に下がってみたんです。切り返す方法がわからなくて・・・・」
試験官 「ああいった場合は、最初からやり直すしかない。君なら簡単に入るだろ?最初からやり直したって・・・・なぁ?」
私 「そんなこと全然ないっす!全く自信ないから迷ったんです。今日も方向転換で頭いっぱいでした。中央ラインなんて踏んだことすら全くわかりませんでした!」
試験官 「方向転換なんて君なら簡単にできるだろ?それよりも外周走行さえちゃんとするように気をつけなきゃ。後は合格したようなもんじゃないのか?」
私 「え?方向転換の方が不安なんですけど?たしかにライン踏んだことすら気づかないおろかなレベルであるのは否定しませんが。なんか今日がもしかしたら最後の受験かな?と思ったりすると寂しくなっちゃって・・・」
試験官 「大体、一種も二種も同じだぞ。外周の失敗さえなければ楽勝に合格できるのに。二種だからといって萎縮することなんて全くないぞ。一種感覚で受験すれば簡単に二種も受かるよ。」

その後おもむろに免許証と何も書かない受験の手引きだけ返却するので、

私「あの?、例の不合格通告の白い紙ください?」
(解説)白い紙とは不合格のときに再受験料の金額と窓口が書かれた不合格通知の紙切れのことです。府中で実地試験を受け不合格経験がある方ならお分かりになるでしょう。
試験官「あ?いる?再受験料4400円くれって窓口に言えばいいじゃないか。わざわざ渡さなくても別にいらないだろ?」
私「へ?ま、まぁ?。じゃ?いりません(笑)。」
試験官「もう一回頑張ろうな。次回の受験時は1750円だけ準備してきなさい(微笑)」
(解説)1750円は試験合格終了後の免許証交付手数料を指す

こんな嘘のような会話が試験終了後の車内で繰り広げられました。それにしても終始指摘は中央線のライン踏みのことばかり。正直私の要望としてもっと方向転換の指導しろよ!と思いました。でも方向転換のやり方を特に指導されなかったってことはハンドル操作自体は全く間違っていないってことなのでしょう。そう勝手に良いように解釈するのと同時に、方向転換は事実上の失敗でしたが、妙に試験官の「簡単だろ?」とのコメントで方向転換に対する余裕ができちゃったり(滝汗)。

今回の不合格は過去と違って同じ不合格でも実に有意義な受験だと純粋に振り返ることができてしまいました。

本来なら誰もが嫌な"不合格"という結果。なのにこれだけすがすがしい気分になるのは、この免許受験が生涯最後であること、今回合格しようとしまいと次へのスケジュールに全く影響がないことの精神的余裕、そして試験という緊張を快感と感じてしまうことから再受験できるといううれしさ?からなのか?不合格なのにこのすがすがしさは、誰の手にも負えない重度の運転免許受験病に掛かった自覚症状ということでなのかもしれない・・・。

次回受験日は25日の午前中です。予定ですから変更する可能性もありますが、次回は本当に最後の受験という意識をもって挑戦しようと思っています。間違っても不合格になって快感と思わないように(爆)。



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