2005年02月26日記載
第二回けん引二種受験報告、当日朝都内雪残るも試験開催
試験前日(24日)の夜から関東では雨から雪に変わり、25日の朝6時に起床して外を見ると近隣の家々の屋根に雪が積もっていました。それを見た瞬間もしかしたら試験中止かもしれないとの不安がよぎります。前日の天気予報では25日は雪交じりの雨でしたが、結局朝から外は凄く寒いけど雪や雨はもう降っていません。試験が行われるのは半信半疑のまま出発できる支度をします。路面の方は早朝の時点では雪が残っていたためバイクで試験場に向かうのは諦めて電車とバスを使っていくことしました。公共交通機関を使うということは出発時間も当然バイクの時より30分は時間的猶予を作らなければならなくなります。

試験当日の開催有無が決定するのは朝7時。出発予定時刻も7時です。すぐに出発体制だけ作って7時になったのと同時に開催確認の電話を試験場に入れる。すると担当者の答えは「行います」との回答でした。確認したら直ちにスグに家を出ました。電車とバスで試験場に向かうのは費用面も時間面も面倒だと改めて痛感する。バイクなら35分で自宅から試験場まで到着できるのに、電車とバスだと乗り継ぎなどでトータル1時間以上掛かります。

試験場到着してまず試験コースを見ると完璧に除雪されていました。コース外は白いものが残っていましたが走行路面は完全に除雪作業がされ試験はなんら問題なく開始できる体制が整っていました。開門と同時に建物内に入り、2階の技能試験室に入ってコースを見ると今日もBコース(方向転換:左入れ)でした。前回と同じBコースは私としても安堵感があります。既にコース順路も完全に覚えていますので走行コースに対するプレッシャは全くありません。後は前回のケアレスミスと方向転換を慎重にクリアするだけと心に誓い、イメージトレーニングを繰り返し、前回たるんでいた緊張を自ら意識して高めていくことになります。(参考までに私がこれまで受験した日はいずれも午前がBコース、午後がAコース設定日でした。)

今回は前回と違い大型一種の試験車両はたったの1台(UD)だけでした。けん引試験車両をすかさず確認してみるとUD。ちょっとガックリ・・・。でも今更車両メーカーどうこう関係ありません。そして試験官を見ると私が大特一種2回目受験した時の方でした。今日の試験順番は4番目です。よって前回と違い緊張を維持しながら試験に挑めるちょうど良い順番でした。

1?3番目の方は全員方向転換で挫折、途中お帰りコースでした。そしていよいよ自分の順番が回ってきます。もちろん今日は生涯最後の試験のつもり挑みました。前回の受験から多少時間が開いてしまいましたが、特別操作面でも焦ることはありません。そしてUD特有の車両特性もすでに把握していたのでその点でも苦しむこともありません。外周コースも前回の失敗を繰り返さないように中央線を踏まない意識をしながら指定速度50km/hまで上昇させます。そしていよいよ、メインイベントの方向転換課題です。

アプローチは慎重に。とにかく最初のアプローチを雑にしたことで前回失敗してしまったので左余白50cm維持の一直線状態で所定のポジションで停車を心がけます。停車ポジションは理想どおりです。シートベルトを外し後方確認後退開始です。左トレーラ後輪もギリギリ縁石をかすめて通過します。そこまでは完璧でした。ところがハンドルを左に切るのが若干早かったことで、折れ曲がり角度が60度維持より伸び気味になってしまいます。その後再びハンドルを操作して曲げを試みますが、時既に遅し。トレーラは右側面に向かってしまうことが予測されたので、やむなく切り返しを行います。

できるだけ一直線になるような位置で前進して再調整を試みます。そして再び後方確認後、後退開始。今後は折れ角度良かったものの切り替えた再停車位置のポジションが若干悪く左後輪が接輪する方向へ向かってしまう始末。これ以上は強引にハンドル操作しても絶対無理と判断したため、痛恨の(減点開始の)2回目の切り替えしを行うことになりました。

今度の切り返しもできるだけ車体と一直線にするのですが、次の工程である後退がやりやすい位置を強く意識し再停車位置を模索、停車。そして再び後退。今度は入りそうです。若干右に寄っていましたが右余1m程度がある状態を確保、後方に出来るだけ接近させるまで後退して車体をまっすぐ、サイドブレーキを引き停車合図。試験官から「出て右!」とぶっきら棒に指示が出る。2回切り替ししたもののほぼまっすぐで右側に1m程度は余白があったので軽く左にヘッドを振って右全開を行います。出庫はさほど苦労なくできました。

次はS字です。UD車体ですからヘッドサイズが大きいので右旋回は左先端が縁石を少しかぶさるぐらいで通過を心がけて、左旋回時は右足の延長線に縁石が来る感じで通過。S字の出口を左折し、T字一時停止を左折、更に左折。そして直進。そのときの自分の頭の中は現時点減点対象は方向転換切り替えし2回分の10点のみだな!と考えていました。とにかく残りわずかな走行をミスなく周回を無事に回ればとの気持ちが強くなり、慎重運転が若干大きくなる。すると・・・

試験官「おい、もっとパッパと走れよ!!!」
私「!!、あ・・・、は、はい、すみませ?ん。」

と言いながらも、心の中では「なんだよ?。ちょっとアクセル緩めただけじゃねぇ?かよ。うるせ?な。」と思いながらも「これでもしかしたら更にこの時点で10点減点でもう失敗が許されないかも?」と、合格までの残された余裕度に若干黄色信号が点滅したため、ちょっと動揺してしまいました。

クレームが発せられたその場所は、直線部分ではあるものの、優先道路関係がない同じ道路幅がある交差点を通過する箇所があります。その交差点をじっくり安全確認したら言われたのです。若干見通し悪いから速度落としたのに、あんな指摘がすぐ飛んでくるとは全く私の予想外の出来事でした。その先の踏み切りは、メリハリを意識して一時停止した後すばやく左右を見たら間髪入れずにスグに発車。踏み切り通過の交差点を右折、赤点滅の交差点を左折、突き当たり一時停止を右折、そして発着点へ。サイドブレーキを引き、ギアをバックに入れて、エンジン停止。

試験官「じゃ、降りてこっちに来て」

左後方安全確認して下車。助手席の試験官のところに走って移動する。すると試験官はおもむろに眉間にシワを寄せて怒りながらこう言った。

「たくよ?、もっとスムーズに走れよ!二種受験の心構え足りないんじゃないのか?二種はスムーズに円滑だろ?そのぐらいのことは知っているだろ?それと方向転換も、もっとテキパキやれよ!切り替えし2回もしているじゃねぇ?よ。切り替しをしないと方向転換できないなんて練習が足りてない証拠だ。二種なんだから方向転換ぐらい一発で決めろよ。とにかく全然練習が足りてないし、これからは二種らしい運転できるように練習をもっとして来い!今日は一種の運転だ!じゃ、住所から言いなさい。」

辛うじて合格した模様です。最初の話を聞いた時、一瞬もしかしてまさか不合格ってこと?と勘違いしてしまいました。今日は走行終了した時点で自分の中での採点は10点ないし加速不良が仮に取られたとしても最大20点減点の80点走行と確信していたので走行終了した時点で合格は間違いないと思っていたのに試験官から発せられるあのヒドイ言い草は、瞬間的に不合格かもしれないとさえ思ってしまうほどの厳しい口調で言われたのでした。

住所確認された時点で合格確定なのですが、その瞬間心の底から本当なうれしいはずなのに気持ちは複雑です。生涯最後となる試験だけは自分の中でもパーフェクトな走行をして終結を迎えたかった願望があったからです。しかし切り返しを2回してしまった時点で、完璧な走行は断念せざる得なかったものの、試験終了後あそこまでヒドイ口調に言われたのはショックです。最後の試験は、自分でも満足ないく試験内容で完結したかった。でも結果として減点項目があった「合格」という結果となってしまいました。今日の試験官は大特一種も非常に無愛想なまま合格の一言も言わずに試験終了した直後に「住所は?」といきなり聞かれた経験があります。詳しくは大特一種2回目受験のコラムを見てもらえばわかると思います。

その後同じけん引を受験している人に、私が「合格したのにヒドイ口調で言われた」などの話をしていると、他の受験終了した方から「あの試験官やさしいかったよ?」と言われてしまいました。たしかに他の受験者との会話を見ると、私に対する鬼の形相と違って笑顔で会話している風景を垣間見ることができます。今日の試験官は、大特の時も感じましたが、合格者にはぶっきら棒に相手して、不合格者には新設丁寧にアドバイスをするスタンスなのかもしれません。ですから大特の時もぶっきら棒だったのでしょう。大特合格時は前回コラムでも書いていますが、全く指摘がなかったので多分満点合格だったのでしょう。また今回の試験官は前回のように「一種も二種も同じだよ」との意見と違い、やたら「二種」、「二種」と強調された。ここまで言われると今日の走行はメリハリ度に関しても、減点されてしまったのかもしれません。

府中の試験官は、走行時のメリハリを強く指摘されることが多いです。少しでも速度が出せるところはガツンとアクセル踏まないとスグに「元気よく走って?」とか「もっとスピード出して!」などの指摘が飛んでくる。これは他の府中受験者の体験談読んでもすべての共通項目だと思います。府中は他の地域以上にメリハリを特に厳しく言われるのは間違いありません。

また、試験場に行くと必ずといって良いほど受験生との間で試験官の噂ネタが出てきます。例えば「あの人、厳しいらしいよ。」「あの試験官落としまくるらしい」などなど。でもこれまで数多くの試験官と接してきて私が感じたこと、確信できることはどの試験官も採点基準にバラつきは全くありません!と言えます。もちろんそんなことは絶対にあってもならないことです。厳しい試験と条件をクリアし運転免許試験場での技能運転試験官になった方たちは過去のコラムでも幾度も書いていますが、運転免許のプロ中のプロの方たちです。ですから、もし他の地域も同様のことですが受験生の噂で試験官によって採点が違う的ネタは耳を傾ける必要は全くありません。

今日も他の受験生から「あの試験官はなかなか合格できないらしいから運がない」などの話も聞こえてきましたが、私の場合今日の試験官は「2回受験の2回合格」という結果となりました(大特の時も12名名2名合格だった )。ですから合格率も試験官も全く人による差などなく関係ないということです。府中ではよく噂として最も多く登場するのが女性の試験官の噂です。府中の女性試験官はお一人だけ(私が確認した中では)ですから非常にその方の存在が目立ちます。ですから噂も良く耳にします。「あの人、鬼の試験官らしいよ。」、「初回受験者は容赦なく絶対に合格させてくれない」などなど。

私は過去、その女性の試験官と大型一種の初回受験で当ったことがありましたが、口調も非常に丁寧で全く噂のような印象は受けていません。その時は結果として不合格でしたが、鬼の厳しい採点だったというわけではなく、単に当時私の運転が未熟であって合格水準に達していなかっただけのことです。人の噂ほど当てにならないということです。試験官の個人差としては「口調が厳しい」とか「雑談が多い」とか「ぶっきら棒」などの性格的差は人間ですからあっても採点基準についての差別は"絶対にない"ことを繰り返し主張します。

○試験場直接受験での私なりの感想とまとめ

(1) 受験者同士の試験官話は根拠のない勝手な外的印象にしかすぎないので本気にしない。
(2) 同一車種受験常連者のアドバイスは全くアテにならない。

(1)は前述したとおりですが、(2)は初めての受験者にとって受験のベテランの意見はある意味耳を傾けたくなるものでしょう。しかし受験回数を重ねた方の話のうち、受験経験談や受験に関する手続きなどは貴重な情報になり得るかもしれませんが、技術的アドバイスは全くの無意味です。下手したらその話を聞いたことを試験で実践したら減点されるなんてこともある話です。同一車種の試験常連さんの技術的アドバイスは実にいい加減で真偽性が疑わしいのです。受験の常連さんの会話を聞いていて、正直言ってその時私は心の中で「それじゃ、いつまでたっても合格できんでしょ?」と思ってしまったことも非常にたくさんありました。何回受験しても合格することができない方の意見は、所詮合格できないアドバイスしかできないのです。適切なアドバイスができるならその方は合格できているはずですからね。

もし、受験待ちのときに他の方との技術的アドバイスを求めるなら、既に当該免許を取得した方から聞くべきでしょう。府中の場合大特とけん引は一種も二種もごちゃ混ぜで試験が行われます。自分が一種受験なら、二種受験者(一種取得者)であれば、合格体験談としてのアドバイスなら多少は参考になるかもしれません。大型一種の場合は、けん引受験者と仲良くなるのが良いと思います。その理由はけん引受験者の約9割は大型一種取得者だからです。

今日の所内試験の合格者はけん引受験者12名中私含めて2名。参考までに仮免許、大型一種の合格者はなんとゼロ。受験者の数が少なかったとはいえ、過去例に見ないぐらい合格者が少ない(普通二種で取得時講習修了者が2名)午前中の試験となりました。

<まとめ>  
2月7日(月) けん引二種受験申請(適正検査・技能試験予約)
2月15日(火) けん引二種技能試験(1回目)不合格
2月25日(金) けん引二種技能試験(2回目)合格

○試験手数料
 4400円×2回=8800円
○免許証交付手数料
 1750円

合計 10550円

これでめでたく目標としていた運転免許全種取得を達成しました。今日からは、日本の公道でナンバープレートを装着している「車」と名の付く乗り物はすべて運転できる資格を得たのです。自分で言うのはなんですが、やっぱりスゴイことだと思います(爆)。

全種取得を記念?次回(明日)のコラムでは、過去の私が取得した免許の歴史を踏まえ全面的に振り返ります。



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