2009年11月08日記載
警察庁の速度規制緩和勧告、一日も早い実施を願う
道路法規とは、交通事故を発生させないためのルールであり、自動車を運転する人たち全員がしっかり守れば事故を防ぐことができると考えて生まれた規制である。実際に事故が発生する場合は、どちらか一方またはお互いが安全運転義務違反を含む交通違反を犯した時に発生している。

そんな安全確保のための交通法規であるながら、実態よりも明らかな過剰規制と思われる内容も数多く含まれている。その中で主たる代表といえば速度規制である。そこで先日、警察庁は速度規制と駐車禁止エリアの規制緩和を実施することを報道発表を行った。

最も大きな内容は一般道路でも現在の60km/h上限の法定速度規制を80km/hまで上限を引き上げるというものである。事実、近くの道路を走行している車両の大半が速度超過が常態化している。ちなみに最近の乗用車の速度メーターは非常に正確にできている。私が過去幾度も速度超過で検挙されたときに示された速度値も、走行中にメーターで確認した数字と大きな誤差があったことは一度もなかった。だから検挙された時も表示されている速度記録に対し、不満を持ったことは一度たりともなかった。

最近の車は速度表示の正確性が上がったが、すべての乗用車が完全に実速度とメーカー表示とが完全一致しているわけではない。タイヤ磨耗だけでも変わってくる。車検の検査項目にも誤差認定がある。だから実際の取り締まりではメーター誤差を考慮して規制速度より15km/h以下の超過なら検挙を行わない。これは速度取締りに限らず、すべての違反においても同様でグレーと思われる微妙な違反には取り締まりを行わないのである。

話を元に戻すと、速度規制の見直しについては非常に現実に見合った通達であり、現実の交通状況に見合った判断として歓迎したい。明らかに安全であるはずの道路が法定速度以下の50km/h規制であったりする道路も未だ多い。さらに一般道路上限である法定速度区間の道路であってもすでに歩行者の飛び出しがありえない道路であるなら明日からでも80km/hに引き上げるべき区間も多数存在する。

今すぐに思い浮かぶ道路として上げられるのは、亀山と天理間にある国道25号、通称名阪国道だ。この道路は今すぐにでも80km/hに引き上げが妥当である。すでに走行している全車両は現在の60km/h規制遵守車はゼロ。もし60km/hで走行していたら追突事故に巻き込まれ危険があるぐらいだ。しかも速度違反が常態化している事実を警察も認知している。但し名阪国道はインターチェンジの合流車線が60km/hにあわせて設計されている。この点によって簡単に引き上げがすくにできない可能性もある。ならばインターチェンジがない区間のみを引き上げるなどの区間上限付緩和策もあるはずだ。

次に思う浮かぶのが国道新4号の塚崎(古河市)から平出(宇都宮市)まで全線で70km/hに引き上げるべきである。一度でも走行したことがある方ならお分かりいただけるだろう。同様に国道4号の郡山バイパス、ならびに二本松から鳥谷野(福島市)も同様だ。特に二本松からは80km/hまで引き上げてもなんら安全性に支障はきたさない。

このほかにも、国道1号の静清バイパスなど対象道路はあげればキリがないが、今回の勧告のようにすべて一般道路は上限60km/hとする条件の撤廃、一日でも早い規制緩和を実行してもらいたい。最後に東京23区内で引き上げすべき対象道路は湾岸道路(大井ふ頭?羽田空港)と臨海道路(城南島?第二航路海底トンネル出口)をいずれも70km/hへ、そして環七(平和島?鹿浜橋)を現在の40km/hから50km/h引き上げぐらいではないだろうか。
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