2015年08月27日記載
永遠のテーマ、賃貸か分譲どちらがベター!?
賃貸か分譲か。この比較課題はある種永遠のテーマである。結局のところ、どちらが得でどちらが損であるかの判断は、それぞれのメリットのうち、どの要素を重要視するかで決定され、統一の答えは存在しない。

一番気になるコスト比較においても、地価の高いエリアとそうでないエリアとでは多少の差は出るものの、50年単位における不動産に対する総合コストにおいては大きな差は存在しない。あえて条件を付け加えれば、駐車場代相場が平均20000円を超えるような地価の高いエリアで自家用車を所有したいのなら、車庫付きが戸建てが有利である程度となる。

では、この答えの出ないテーマではあるものの、私が個人的に考察すると、多くの人が賛同するであろう仮説としての適切な解はこうだ。

 「勤労が問題なくでき安定収入があるなら賃貸」
 「年金生活等で安定収入に不安があるなら分譲」

賃貸の最大のメリットはフットワークの軽さである。引っ越し回数が増加すればコスト面では不利になるが、それでも気軽に転居できる身軽さは賃貸においての最大のメリットである。

フットワークが軽さが生かされる場面は以下のケースが想定される。

(1)近隣住民とトラブルが発生した
(2)天災などにより家屋が損傷した
(3)転勤命令も柔軟に対応できる

分譲住宅でこの3点に遭遇するとかなり痛い。その点賃貸なら引っ越しが可能なので回避は容易だ。賃貸を選択する上で最大のメリットである。逆を返せば上3点に当てはまらないなら分譲のほうが総合的にメリットがあるといえる。

分譲のメリットは

(1)賃貸よりも同じコストで大きな部屋に住むことが可能
(2)自己判断でリフォーム等の建物改造が可能
(3)一部の分譲マンションを除き、ペット飼いも自由
(4)石油系ストーブも自由に設置できる

などが上げられる。

それぞれの詳細なデメリットはここでは挙げないが、先に示した結論を導き出した理由として賃貸には重大なデメリットがある。それは保証人の問題。賃貸契約を行うには必ず保証人または保証会社を付けなければならない。高齢者の場合、保証人の確保は困難を極める。保証会社を頼る場合は結局のところ安定収入の証明が必要となってしまうからだ。

つまり安定収入が途絶えるリスクがある立場になると賃貸住宅に新たに入居するにはハードルが高くなるというわけである。高齢になっても建物が老朽化により転居を余儀なくされたり、何らかの所定の事情でその建物から退出しなければならなくなると、次の居住地を探さなければならなくなる。安定収入がない身が、新たな居住地を賃貸で探すのは困難を極める。

高齢者対策として一般財団法人高齢者住宅財団が家賃債務保証を高齢者及び障害者専門で保証業務を行っているが、2年間の保証料が家賃の35%と決して安価な設定ではなく、これらの保証料を支払うにも、結局のところ一定の収入が安定的になければならず、年齢とともに安定収入の確保が難しいと賃貸を継続するやはり難しいということになる。

こうしたことを考えると、安定収入も貯金もある現役世代の間に、中古でも良いから購入する選択をするのがベター、これが私の結論である。
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