2016年03月14日記載
貴重な羽田の国際LCC、やっぱりエアアジアが一番
日本ではJAL派かANA派か、飛行機を比較的多く利用する人はたいていどちらがをメインすると思われる。私はかつてANAだったが今はJAL派だ。理由は国際線のチケット購入する際、ANA正規よりも安価で購入できることが多いからである。

航空運賃は航空会社とフライト時期、そして予約のタイミングを効率よく選択することによって、目的地は同じでも、購入手段によって運賃に大きな差が存在する。特に国際線の場合はその差は顕著に現れる。

私がANAではなくJAL中心に変わったのは、ANAの正規割引運賃はJALより割高なケースが多いからである。同じ国際線でもアジア近距離路線に限定するとJALとANAに大きな金額差はないが、長距離路線で比較すると概ねJALの方が割引率が高くANAより安価で購入することができる。

ツアー会社に付帯する航空機チケットとしてANAの国際線になることはあるかもしれないが、旅行会社のツアーとは無関係で正規チケットをWebサイトから直接購入しようとするとANAの正規割引運賃は高すぎてとても手が出せないことが多い。だからJAL派になった。JALが特別好きだからとかではなく、エコノミーの正規割引が妥当な価格で購入できるから、ただそれだけの理由である。

一方、LCCは名のとおり格安運賃で搭乗することができる代わりに、手荷物預けサービスのほか、機内サービスはすべて有料である。目的地まで運ぶことと安全の確保を除く顧客サービス部分は徹底的にコストを抑え、ユーザニーズに合わせた安価な運賃を目的に、とにかく安く移動を目指した画期的な航空ビジネスである。

一般にLCCはコストを抑える代わりに座席幅を狭くして多くの人が搭乗させることで一人あたりの運賃を控える戦略が多い中、私のお気に入りのエアアジアは、LCCで破格値で搭乗できるチケットを販売しつつ、座席幅はナショナルキャリアのエコノミー座席と差はない部分が大好きである。

そして何より定時性の高さである。LCCは遅延のイメージが強いかもしれないが、エアアジアの定時性は他のLCCとくらべて段違いな高い定時制を保持している。羽田=クアラルンプール以外にも、クアラルンプールから他の東南アジア地区の発着便に数多く搭乗させてもらったが、大きな遅延は一度も経験していない。自ら定時性と高い信頼性を実感することができている。

ところで長距離便を生業とするエアアジアXで仕様される機材A330は古く、座席に映像エンターテイメントなどの洒落た設備は一切ない。LCCだからないのが当たり前である。そんな環境でも、あらかじめ先日書いたコラムのように映像や音楽コンテンツを自分で持参してさえいれば、6時間越えのフライトだろうが快適に過ごすことができるから特段不安点はない。

それから機内サービスはすべて有料だが、機内で販売される軽食や飲料価格は特別に高いことはなく、まっとうな市場価格の範囲で購入することができる。ミネラルウォーター500mlはRM4だし、350ml缶コカ・コーラもRM6で購入できる。こうした点もLCCだから運賃は安く、オプションを高くなんて卑怯なこともないのも好感がもてる。

現在、日本を発着するエアアジアは、羽田と関空からクアラルンプール間を飛ぶエアアジアXと、成田からバンコク:ドンムアン空港間を飛ぶタイ・エアアジアXの3便が運行している。このうち、羽田便を飛ぶD7 522、D7 523便は私のお気に入りで既に5回搭乗している。

羽田=クアラルンプール便で素敵なところはなんといっても羽田発着であること、そしてもう1点は運行時間の利便性の高さである。

D7 523便 羽田23時45分発→クアラルンプール翌6時30分着
D7 522便 クアラルンプール14時40分発→羽田22時30分着

この時間帯は、金曜日に夜に出発し、日曜日の夜に帰国するといった通常の土日だけで東南アジア圏まで遠征できる点にある。去る3/11夜から3/13夜を利用してベトナム:ホーチミン市に遠征(後日レポート予定)も、JALの直行便ではなく、羽田=クアラルンプール経由ホーチミン移動で利用させていただいた。運賃は半年前に購入し、HND=KUL往復間で27000円(税込)、KUL=SGNは往復11000円(税込)で購入したものだった。

LCCの良い点は、先に示したような超短期間の弾丸海外遠征でも安価でチケット入手できる点ではないだろうか。あまりないとは思うが国際線の片道チケットであっても国内線の感覚の延長で手軽に購入できてしまうのもLCCである。

フルサービスキャリア(日本ではJALやANA)の場合は、各国間の協定で一定日数の滞在規定というものが存在していて、韓国や台湾、香港などの近距離の場合でも最低3日間、オセアニアや中東、北米西海岸だと4日間、北米東海岸や西欧ヨーロッパになると最低5日以上の旅行期間で出発国に戻る往復チケットの購入が求められている。

もう少し正しく言うと、上記日数相当の工程の往復チケットでなければ割引運賃が適用されず、正規運賃でしか購入できなくなるような仕掛けがなされている。その点、LCCなら国内線ような片道チケットや日帰りチケットでも安価設定に変わりはない点も嬉しい。

現在、羽田に国際線のLCCが運行しているのはエアアジアのクアラルンプール路線の他、香港エクスプレス航空の香港、春秋航空の上海、そしてピーチアビエーションの台北(桃園)とソウル、タイガーエアの台北(桃園)のほか、今月からVエアが台北(桃園)が就航開始した。

パッと見ると、羽田からの国際線LCCは台北(桃園)路線が中心だが、それだけ羽田=沖縄路線よりも羽田=台湾路線の方が安価に旅行ができる環境が揃っているといえる。

参考までに台北(桃園)便の羽田LCCを運行する時刻表を紹介しておこう。

ピーチアビエーション
羽田発05:55→台北(桃園)着08:40(毎日)
台北(桃園)発0040→羽田着0440(毎日)

タイガーエア
羽田発05:00→台北(桃園)着07:50 (月火木日)
台北(桃園)発23:50→羽田着04:00 (月水土日)

Vエア
羽田発3:00→台北(桃園)着6:00(火木土)
台北(桃園)発22:00→羽田着2:00(月水金)

いずれも羽田空港への電車が運行していない時間帯となっているが、それはLCCの宿命と割り切ったほうが良いだろう。むしろ現地滞在を昼間の時間を有効に使えてメリットだと考えることもできるだろう。空港まで自動車やバイクでアクセスできる人なら大いに活用したいところである。

週末台北弾丸を考えると時刻的には一番利便性が高いのはピーチで、それ以外だと往路Vエア+復路タイガーエアといった異種航空会社をセットの選択肢も可能といえる。いずれの選択をしても睡眠時間がほとんど取れないため、現地では睡魔との闘いとなりそうである。

ちなみに、私が次回搭乗を計画しているのが香港エクスプレスの羽田=香港便である。香港エクスプレスは座席幅も通常どおりとされ、これまで首都圏から香港に行くには安価なチケットでも2泊3日プランで往復6万円近く必要だった。ところが香港エクスプレスなら時期をチョイスさえすれば一番やすい日程の便を選択するとたったの28000円程度で往復ができてしまうのである。新幹線で東京=大阪の往復と同程度で香港までいけてしまうのである。しかも羽田発着で一日2便も運行している。時間も言うことなし。近いうちに日帰り香港遠征にトライしてみようと思っている。

香港エクスプレス
羽田発01時00分→香港着04時30分
羽田発06時35分→香港着09時55分

香港発18時15分→羽田着23時30分
香港発23時30分→羽田着04時40分

最後にエアアジアはエアアジアジャパンとして、日本の空に再挑戦することが決定し、セントレア空港を拠点とした新会社として以下のプランがある模様だ。就航の暁には自分もいずれかの路線に搭乗したいと考えている。

エアアジアジャパン拡張路線(計画)
2016年夏
中部=札幌
中部=仙台
中部=台北

2018年
中部=シンガポール
成田=天津
成田=無錫
成田=台北
成田=マカオ

2019年
中部=ホノルル
成田=ホノルル
台北=シンガポール
台北=ホーチミンorハノイ

2020年
中部=シアトル
成田=シアトル
中部=ソウル(仁川)
成田=ソウル(仁川)


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