2017年10月05日記載
社会人は暗記力よりも検索力向上を目指せ
電話回線を使ってアナログモデムを使ってインターネット接続が日本で開始されてから25年目、その6年後に誕生したGoogle。世界に点在するWebページをくまなくデータをかき集め、欲しい情報を瞬間的に探し出す検索エンジンは、世界中の日常生活に大きな変化をもたらした。

インターネットが普及していない時代では、専門的な知識を調べるには専門家を探して尋ねるか、図書館や書店に足を運んで紙媒体から目的の情報を探し当てる必要があった。そのため、たったひとつの疑問を解決するために、膨大な時間と労力が必要だった。

ところが今は手元にあるスマホでなんでも即時に調べることができる。身の回りの超ローカルな情報を除いて、大局的な情報である限り、あっという間に調べることができる。場合によっては下手な専門家よりも隣にいる普通の青年の方が詳しいこともなんら珍しいことではなくなった。

年配者の中にはなんでも検索して調べる行為に不快に思う人もいるかもしれない。しかし私から見れば、なんでも時間が掛かる電話を使って、他人を巻き込んで問い合わせをして聞くやり方は、質問を受ける人の時間を奪う行為であることを自覚してないと言わざるをえない。現代社会においては、自分が知りたい情報は自分で調べるのが大原則である。

検索力が上がると欲しい情報にたどり着く速度はどんどん短くなる。検索する能力の高さは自己能力の高さと比例する時代である。だからこそ検索テクニックを磨く必要がある。Googleエンジンは日々進化している。Googleで適切なワードを入力して検索することで欲しい情報への到達は大変短い時間で知りたい情報に到達する。もし検索しても目的の情報にたどり着けなければ、本当にオープンで公開された情報は存在してないと言っても過言ではないだろう。

母が亡くなった後、膨大な事務作業が発生したが、必要な手続きと方法について、ほぼネット上から調べることができた。私が実際にアナログ的に調べたのは、不動産の相続登記の申請書への書き方について、事前にネットから知りえた書き方が、本当に記述上問題ないかの最終確認のために法務局の相談窓口に駆け込んだこと、葬式と戒名、納骨の手続きとお布施について、菩提寺の住職に電話で問い合わせたこと、遠隔地の役所に現在の戸籍とは紐付かない昔の改製原戸籍を郵送で入手するにはどのような書類が必要であるかを現地市役所に電話で問い合わせた3件だけである。

それ以外はすべてネット検索によってこれまで知らないことをすべて調べることができた。ネット検索の力が未知の世界も専門家に変える力があるのだ。最も面倒とされる不動産の相続登記の方法も事前に自分で調べることができ、必要書類を事前に自力でかき集め、必要書類の作成まで手がけることもできたのもネット検索のおかげである。もし検索が使えなかったら本屋に駆け込んだ挙句、司法書士に依頼をしていたに違いない。

私は周りから「なんでも知っている」と言われることがあるが、決してなんでも知っているわけがない。単に不明なことはそのまま知らないままにせず、疑問に思ったらその場で検索して調べる回数が多いだけである。調べて得た知識は、その瞬間から自分の知識に置き換わり、あたかも前から知っていたかのように振る舞っているに過ぎない。もしネット検索がなかったら、一人で海外旅行なんで夢の世界で終わっていただろう。

ネットで知ることのできない情報は、一般公開されない機密情報や著作権で保護された情報、自分の健康状態(健康診断結果)とルールが公表されていないイレギュラなケースでの対応、そして自分の周りの人たちの感情や思想といった情報ぐらいである。

母が入院時に投薬された薬の効用や副作用もネットですべて調べてみた。事前に薬剤の効用を知るだけでも医者からの説明がより深く理解できるようになる。本当に便利な時代である。
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