2018年01月31日記載
新名神高速、川西JCT=神戸JCT間3月18日開通
宝塚といえば、世間では歌劇団を想像する人が大半だと思うが、私にとっての宝塚といえば宝塚渋滞である。特に土日や大型連休時の中国自動車道の宝塚トンネル付近を先頭にした渋滞は西日本地区において、最も深刻度の高い渋滞スポットとなっている。

そんな魔の宝塚渋滞も今年3月18日(日)から解消する。待望の新名神高速道路の川西JCTと神戸JCT間の開通だ。この開通によって宝塚を通過することなく神戸JCTから名神の高槻JCTまで突き抜けることができるようになる。

休日午後、岡山から大阪方面に向かう、特に15時をすぎるあたりから始まる宝塚トンネル付近を先頭にした慢性的渋滞。通常の週末でも6~10km程度、大型連休時は14時すぎから20km程度の渋滞が発生する。宝塚の渋滞は他の高速道路渋滞と比べて平均速度が著しく低く、渋滞がなければ15分程度で通過できる区間に1時間以上掛かってしまうことはザラとなっている。

しかし今回の新名神が開通することによって、宝塚渋滞が解消することが確実と見られている。私の感覚だと宝塚を通過する車両の約7割はそのまま中国自動車道を直進し大阪中心部方面に向かう車両で、残り3割が新名神経由の高槻方面となり、ピーク時間帯ではこれまでと比べ3割ほど宝塚を回避する車両が期待され交通分散が見込まれている。

この割合とする根拠は、直進する7割近くの車両のうち半数近くが池田インターで降りる車であること。また吹田から京都方面に向かう車両混雑度合いからの推測である。大型連休時の午後上り方面はもしかしたら多少の渋滞は残る可能性あるかもしれない。しかし私のように大阪を通過だけを目的とする人にとっては、時間を気にすることなく大阪エリアをパスできるようになるのはこの上ない喜びである。

唯一心配なのは高槻エリアでの新たな渋滞リスクである。休日午後は主に大阪中心部に戻る車両数の方が圧倒的に多いため、京都から吹田方面に向かう車両数と比べ、吹田から京都方面に向かう車が少ないとはいえ、ピーク時間帯では3車線ほぼ車両で埋め尽くすほどの車が走行する過密状態であることからの新たな不安材料といえる。

そのため、新名神の全通時期までは高槻JCT付近の新たな混雑リスクは覚悟する必要はある。だがそれ以上に現状の宝塚渋滞を回避できることのメリットのほうが大きいのは間違いない。今年のGWでは大阪中心部に向かう人たちにとっても新名神開通の恩恵を受ける人が多いことだろう。

残された慢性渋滞スポットは、やはり東名阪自動車道の四日市エリアだ。こちらも新名神開通(菰野-亀山西JCT)が来年度の2018年度中に開通見込みとなっている。これにより、休日に限らず平日も慢性的に発生する四日市渋滞が完全解消することは確実であり、一日も早い開通が待ち遠しい限りである。

一方、首都圏の大和トンネル付近の渋滞対策として、苦肉の策である一部区間の4車線化で混雑緩和を目指すが、新たな土地確保が不可能な状態から、渋滞そのものがなくなることは数十年先まで回避は難しい状況となっている。大和トンネル渋滞さえ回避できれば、来年度末以降、中部地区以西地区では深刻な渋滞スポットは限りなくゼロ化に向かう。

大きな事故が発生し予定より一年遅れて開通することとなった今回の新名神高速道路。これから作られる新たな道路建設においても無事故で安全な道路環境整備事業を期待している。
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