2018年03月16日記載
税込400万円ヴィッツGRMN、4月9日受付、6月1日発売
トヨタの限定モデル、ヴィッツGRMNが4月9日から受付開始するという。前回200台限定では即完売だったのに今回は更に絞り込んでわずか150台限定生産。前回のモデルとは外観はほぼ同じ雰囲気だが中身がまるで異なる仕様。価格も税込400万円と強気の設定もあって計画数を前回より絞り込んだのかもしれない。

前回モデルと同様にフランスで生産され日本に輸入する形態であり、ホンダシビック同様、海外生産品の日本輸入の形を取っている。いずれにしても前回モデルの270万円からかなりの上振れ金額となっているが、パフォーマンスの高さと希少性による戦略で、欲しいユーザは全国に相当数いるのは間違いなさそうだ。今回もすぐに売れてしまうと思われる。

ここから私見。

今や絶滅危惧種であるMTと小型な車体から繰り出すハイパワーはとても魅力的である。しかしサーキットで走行する予定もなければジムカーナなど競技に出る気もない私にとって、ただただ街中を生活の一つとして気持ちよく走りたい欲望を満たすだけの立場としてははあまりにも高額な印象である。

そして最も残念なのは2ドアであること。剛性面からみれば2ドアのほうが有利なのは明らかだが、街乗りしか予定していない者にとってサーキットレベルの剛性は過剰だし実用面でも2ドアは明らかに不便。この夏チャイルドシートを2つセットを予定する者から2ドア車をチョイスするのはどうみても生活空間と逆行してしまう。

価格と2ドア以外の不満要素はメータパネルのデザインがある。センターに速度計、左側にタコメータの配置となっているが、できればセンター側をタコメータにしてほしかった。そしてインテリア的なイメージで最近は260km/hスケールの速度計が取り付けられる傾向にあるが、公道しか走らない者にとって明らかに過剰なメーターである。せめて220km/hスケールレベルにならないのかと毎回思う。

こうした欠点はあるが、5ナンバーサイズで全長4m未満のコンパクトな車体から繰り出す1800ccスーパーチャージャー直列4気筒エンジンから絞り出す210psのパワーは、前回の限定モデルと比較にならないぐらい魅力なスペックに仕上がっている。2020年3月までに必ず買い替えすると決意している私にとって、他の選択肢が現時点ない以上、とりあえず手だけでも挙げてみようかと考えている。

ちなみに400万円クラスで同等レベルを探すと、スバルWRX STIとアウディS1の2車種が浮上する。WRXは価格面では文句がないが、いかんせん燃費が悪すぎるため維持費も割高。アウディS1はパフォーマンスはWRX以下だが維持費もWRX以下で全長4m未満の車体も良い。但しアウディとの価格差を考えると維持費の割高とトータルコスト面では同じになりそうである。

上の2台と比べてヴィッツGRMNは通常の乗りこなしなら一番安価で済みそうである。リセールバリューも希少性から高値は約束されているだろうから、売却時も割高分を多少なりとも吸収できるかもしれない。いつ発売されるかもわからないマーチnismo sを待つぐらいならと悩みは続く。

こうして限られた選択肢から車を探しているたびに、現車であるコルトラリーアートバージョンRという車がどれだけコスパに優れていているかを改めて実感する。4ドアでありながら優れた剛性、そして1.5リッターエンジンにターボを搭載し160ps。100km/hまでの加速感はランサーエボ8と比較しても大きく見劣りもしない強力な加速フィール。

私は現車であるコルトと同じレベルの車が欲しいだけである。しかし残念ながらそうした車は2018年新車では存在していない。とにかく残されたマイカーとの時間をもう少しだけ大事にしていきたいと再認識するのであった。
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