2018年07月05日記載
羽田空港アクセス線、JR東日本の本気が見えてくる
昨日、JR東日本より羽田空港への新アクセスルートに関するビジョンが打ち出された。概要を簡単にいえば、2028年を目標に新たな羽田空港アクセス路線を整備するというもの。当初2020年までに暫定開業を目指していたが、途中頓挫し、再び息を吹き返した。

レポートによると、これからの人口減少時代を迎えるにあたり、鉄道ネットワークの将来については概ね路線の減便や廃線の拡大が考えられる中、数少ない成長路線として羽田空港アクセス路線に期待を寄せているといった内容となっている。

これまで羽田新線については、様々な議論が繰り返されてきているが、JR東日本が先日打ち出しプランを見る限り、JR東日本の本気度が見えてくる。2027年にはJR東海がリニア中央新幹線開業もあり、東日本としてもなにかの手を打つといった感じか。

羽田空港は2020年をめどに15時~19時限定の時間帯で都市部上空を通過する新たな飛行ルートを解禁に向けて動いている。各所で騒音や落下物に対する不安などの反対意見も散見されるが、飛行機好きの私個人としての考えは、発着枠が拡大は歓迎の立場であることは言うまでもない。訪日外国人はオリンピック終了後も発展的に拡大する見込みである。

話を戻すと、JRが提示した羽田新線のイラストを見る限り、現在の京急の国内線駅と同じ場所に新設するようにみえる。また国際線ターミナル(2020年3月にターミナル3へ改称)へは国内線駅の先の終着駅とする構造である。京急やモノレールとは逆の構造だ。

羽田空港駅からは貨物駅を起点とし、それぞれ西山手、東山手、そして臨海の3方向に分流するイメージとなっている。西山手と臨海方面は現行のりんかい線に接続、東山手は現在の東海道新幹線の枝線を経由し、浜松町駅付近で東海道線と合流するプランと読解できる。

ここからは勝手な推測と妄想。

ダイヤはどうなるのだろうか。運行頻度はともなく、利用者の割合から推測すると、新宿方面、東京駅方面、新宿方面、東京駅方面、新木場方面のローテといった感じなのか。いずれにしても現行の東京モノレールとの兼ね合いがどうなるかが最大の興味の的である。

JR東日本のプランが具現化すると、蒲蒲線も頓挫しそうな雰囲気が強まってくる。都心主要駅と乗り換えなしで接続できるJRの参入によって、浜松町までしか行けない東京モノレールの価値は半減する。空港利用が目的でない人たちの中間駅利用者のみが利用する運行に格下げする可能性が高い。さてどうなるのか。
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