2018年09月06日記載
海外滞在中に予定帰国便に乗れない場合の対処方法
国内移動と違って国際線の利用の場合は予め搭乗する便は決まっている。予定帰国便に乗れない場合は現地からなにかしらの手を打たなればならない。私が海外旅行をする際に心の準備としているノウハウを紹介する。

その前に乗り遅れるケースについて整理しておきたい。ケースによって対応法が異なるからだ。

(1)航空会社都合で乗れない
(2)天候不順で乗れない
(3)自分都合による乗り遅れ

大きく分類すると3パターンだ。それではひとつずつ紹介する。

(1)航空会社都合で乗れない

航空会社都合とは、出発便の機材トラブルや、乗り継ぎで帰国予定でその前の便が遅延で日本行きの便に乗り遅れ、航空会社の突然のストライキなどを指す。

このような航空会社側が原因で乗れない場合は、追加費用の自己負担は一切不要(LCC除く)。何かしらの方法で代替便が用意され帰国は必ずできる。だからお金の心配ではなくどうすれば早く帰れるのかを考えることになる。

・時間的な焦りがない場合
翌日以降になっても構わないのであれば、とにかく現地で待っていさえすれば自動的に同一航空会社での代替便が割り当てられる。したがって何もしなくてもいつかは帰ることができる。宿泊に伴う場合は宿泊費やホテルへの移動費も保証される。但しLCCの場合は代替便は用意されるが数日後の便になる可能性もあるので注意。

・一刻も早く帰国したい場合
自分で代替便を探すことになる。ネットに接続できるスマホさえあれば自分で調べてみる。代替便の検索方法はナショナルフラッグキャリアなら同じアライアンスの航空会社の範囲で探す。長距離便の場合は日本の直行便に限定せずソウルや上海、香港経由も含めて探す。ここで重要なのは同じアライアンスから探すこと。そして空席が見つかったら現地空港の航空会社のカウンターで便指定で代替できるかを直接交渉する。カウンターが混雑していたら、列に並びながら電話またはメールをして代替便手配を並行して実施する。(LCCは除く)

旅行初心者がやってしまうのは代替便の手配を当時購入した代理店に依頼してしまうことだ。ネットで「エクスペディア」に連絡したが何もやってくれなかったと愚痴を書いているのを見るが無知すぎる行動である。どの経由でチケットを購入したとしても、代替便の手配は実際に搭乗する航空会社と直接交渉が大原則である。

(2)天候等で欠航となって乗れない
航空会社の都合ではない場合でも代替便は用意される。但し代替便が翌日以降になった場合は宿泊代までは通常保証されない。

・日本の空港が天候不順の場合(9/4の関空のようなケース)
行き先変更を受け入れる。急いで帰国したい場合は日本国内のどの空港でも良いから帰国可能なルートを自分で探し現地カウンターで自分から希望する便を提示する。探し方は航空会社都合と同じ。行き先変更後の空港から最終目的地までの移動費保証はないので割り切って行動する。

LCCの場合の代替便は自社便のみに限られる。早く帰国することを優先するならさっさとチケットの払い戻しを受け費用面は緊急時と割り切ってとにかく一分でも早く新規に別の航空会社のチケットの入手に全力を尽くす。天候不順時は代替便もすぐに席は埋まってしまうもの。だから迷っている時間はない。チケット手配はネットからオンライン決済で購入するのが確実で最も早い。

・現地空港が天候不順その1(日本直行便がある空港の場合)
台風等一時的な欠航の場合は素直に待つ。最大半日程度の遅延で帰国できる。

ベルギーのブリュッセル空港でのテロ事件やロンドンヒースロー空港付近の噴火の影響による滑走路閉鎖といった長期にわたる空港不全の場合は、別空港からの発着便を自分で探して代替便を手配を試みる。但し、別空港までの移動手段も自分の力で移動する気力、体力、そして金銭力を持ちあせている必要がある。

もし出発空港がローカル空港だったり、離島の空港だったりする場合は現地空港発便を待つ以外に方法はない。外国人から見た今回の関空の場合は本当に気の毒というしかない。外国人が自力で関空かから脱出して成田まで移動するのは困難だからだ。

・現地空港が天候不順その2(乗り継ぎありの現地空港)
台風は事前に接近リスクがある程度事前予測できる。まずは自分が搭乗する便が台風によるキャンセルや代替指定可能便に設定されているかを確認する。設定されていたら前倒しの便に変更を試みる。ネットから変更できる航空会社が多い。できない場合はコールセンターに電話して変更を依頼する。台風接近前に乗り継ぎ空港に移動してしまうこと。

出発元空港が正常だったのにも関わらず、数時間の遅延が発生し、現地空港の出発が遅れ日本行き便に乗り遅れた場合は「航空会社都合で乗れない」の参考とし、乗り継ぐ空港で代替便の交渉を行う。但し予約は日本行きの便をスルーで予約していることが条件となる。

(3)自分都合による乗り遅れ

お金のことはすべて忘れる。空港到着遅れで乗り遅れは確実になったがまだ出発前ならコールセンターに電話して現地空港で代替便の可能性について交渉する。出発前なら変更手数料程度で変更は可能。出発後なら全額負担を覚悟して現地空港で代替便を交渉する。

いずれもこんな事態にはあいたくないものである。でも飛行機を利用する限り、大なり小なり遅延リスクはつきまとう。ここでは簡単に「現地で交渉」と書いたが、英語力がないと現地で交渉なんて簡単ではない。まして英語しか通じないコールセンターに電話はハードルが高すぎる。

でもネットに繋がるスマホさえあればGoogle翻訳がある。ネットに接続さえできれば自分で代替便の検索ぐらいはできる。だからこそ現地でもネット接続環境は必ず確保しておきたい。関空トラブルを見て改めてそう思ったのであった。


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