2018年11月26日記載
動機はインフレ対策、株式投資はじめました
今週から株デビューすることにした。株をやったことのない人にとって株のイメージは「怖い」「ギャンブル」などを想像する人も多いだろう。私も少なからず類似する印象を持っていた。だが、海外旅行に行くと実感するが、ガイドブックに書いてあるあらゆる料金表示に対し、実際に現地に行くと値上がりしている場面に頻繁に遭遇する。海外ではインフレが当たり前に着実に進行していることを目の当たりし、日本円が本当に安全資産なのかと疑問を呈することになったのがきっかけである。

デフレ日本からの脱却が進みつつあるが、仮に日本の物価が全く上がらずに海外の物価が上がっていくと、つまるところ日本円の価値が海外からみてドンドン下がり続けていることを意味する。20年前の中国やブラジルと比較するとよくわかる。昔は日本円を持っているだけで金持ち気分に浸れたのに、今や日本と物価は同一水準、アメリカやヨーロッパ、先進諸国にいたっては日本より明らかに物価が高いことを実感する。

これまで様々な国を旅行し、日本よりも明らかに物価が安いと実感できる国はタイ、マレーシアの二カ国だけ。日本より少しだけ安いと感じるのはベトナムとインドネシアだが、インドネシアのインフレ率はこれまで6%のインフレが続き、今年は例年より下がったといっても年4%近いインフレが続いている。日本はデフレで、今年ようやく1%台になったのと比較しても物価水準が逆転するのは時間の問題といえる。

日本国内で円だけの生活を過ごしている限り、無関係の話に聞こえるかもしれないが、日本企業の多くが海外で収益を上げ、企業努力によってかろうじて貿易黒字を確保できているからであり、人口減少に向かうこれからの日本の国力はジワジワと低下していくのは紛れもない事実である。

日銀は今も物価上昇率2%を目標に動き続けている。2%インフレは諸外国では平均水準だが、デフレになれきってしまっている日本にとって年2%は衝撃的な数字といえる。

たとえば、現金100万円を普通預金口座に預けていたとする。インフレ2%で金利0%だった場合、10年後には現金価値が80万円相当になり、36年後には半額になることを意味する。もちろん2%のインフレ時代になれば、金利も上昇するから単純計算よりは低くなるだろう。くわえてサラリーマンなら昇給率だって上がるから実感はこれ以下となる。しかし蓄えられている現預金は確実に価値が下がることは避けられないのは理解できるはずだ。

海外旅行に行ってから、円の価値についてずっと考え続けてきた。そこで日本円の現金以外でインフレにも強く、かつ流動性の高い資産のあり方を考え続けた結果、株式投資がベストとの結論に達したというわけである。

積立NISAやiDeCo、投資信託なども検討した。だが私の性格上、少額ずつでコツコツ型の積立は個人的に性に合わない。自分の意思ですべてコントロールでき、いつでも必要になれば現金に戻すことができる流動資産は、株式投資が最適との結論に達したのである。


コラムワード検索
表示件数
ワード検索
本コラムに関する意見
Twitterにて受け付けます @megahit_jp