2018年12月05日記載
人生における財産とは「お金」と「時間」の組み合わせ
人生において最大の財産は何か。それは「お金」と「時間」の二つである。人が生きていくにはお金が必要だ。お金の価値はモノやサービスを得るための基準として数値化されたものである。実態が紙か電子的な数値であるかの違いに差は存在しない。

そしてお金は価値を数字化したものだが、価値とする基準はあくまで相対的なものである。同じ1万円でも、30年前の1万円と現在の1万円との価値は違うし、日本国内で使う1万円と、オーストラリアで使う1万円の価値にも大きな差がある。それぞれ価値の基軸に、時間や物価水準がそれぞれ違うからである。

ローンについて考えてみる。「ローン=悪」と定義したとしよう。車をローンで購入するぐらいなら、一括購入できるまで資金をためるべきとの考えたとする。

ある人はローンで車を買い、車の運転経験を積み上げて、いろんな場所に出かけ、様々な経験をし、一方、一括購入派はお金がたまるまで車を運転する機会もなく不必要な外出を控え、数年もの歳月が経過する。どちらの姿が理想だろうか。

どちらが正解かは、その人が持つ価値観の違いで左右されるため一概に言えないが、時間を財産としてとらえると、答えはひとつしかない。

時間を大切にしない人はおそらく目的もなく淡々と日を過ごすだけのつまらない人生だと想像する。少なくとも私は人生折り返し地点を通過し、残された人生時間をできるだけ密度高い状態で毎日を過ごしたいと思っている。そのためにもお金の価値に時間軸とかけ合わせて様々なアプローチで価値を高めていきたいと考えている。

ローンとは金利という形で時間を買う手法の一つである。借金は取り扱いを間違えると人生を棒にするリスクは確かにあるが、最初から正しく計画的に借金返済計画を立てられるなら決して悪な存在ではない。一括で購入できる財産が手元になく、かつ購入後返済計画が正しく設計できるならば、ローンを組んですぐに手にするほうが時間価値が活用できるのではないだろうか。

円そのものの価値についても同様だ。海外旅行に出かける前まではお金に対する価値について深く考えることはまったくなかったが、実際に様々な国を短時間滞在ではあるものの、直接触れたことでこれまで考えてこなかったお金の価値について深く考えるようになった。

日本国内で円のみの生活を送っている限りそこまで考える機会は少ない。しかし日本企業が世界を相手にて収益を得ているおかげで、私たち日本人は安住できていることは自覚しなければならない。

企業はリスクをとって先行投資をしてビジネスを展開している。個人でも同じ発想が必要ではないだろうか。何もせずリスクを極度に怖がり、目先だけの視点のリスクゼロ意識のまん延は、まさに井の中の蛙になり、数年後気づけば茹でガエル状態となるリスクであることを覚悟しておく必要がある。

毎日の生活資金のやりくりで必死な生活をしているなら打つ手は限られるが、生活防衛資金はすでに確保できていて、かつ一定の貯金以上の現金を蓄えておきながら、銀行預金にただただ貯めておく行為はリスクゼロのように見えて決して安全ではないのである。なぜなら現金預金が最もインフレに最も脆弱な資産管理だからだ。私はいずれは必ず日本は強度のインフレ時代がやってくると思っている。現預金だけのたくわえで茹でガエルにならないよう今から準備しておきたい。

繰り返すが、明日あさっての生活資金はもちろんのこと、万が一の病気等で一時的に出費が想定される額は現金預金で保持する必要はある。だが、それ以上の余剰金をすでに現金として保持できているならば、お金をリスクにさらしてみるのも良いのではないだろうか。

今週の株式市場は、株初心者として初めての試練を迎えることのなった。自らリスクに立ち向かうことで我慢の先に明るい未来があると信じている。投資をしない人たちに、投資をしないリスクがあることを、数年先に結果で証明したいと思っている。


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