2018年12月25日記載
株価急落中も1年前の株価水準に戻っただけにみえる
3連休とクリスマスもあって休み明けの株式市場がどうなるか予測できないが、昨今の急落に対する備えについて自己分析してみた。そもそも株式を始める投資先を米国株と決めてはじめたのは長期的視点において確実な成長が期待できるのが理由だった。

直近の2週間で大多数の銘柄株価は急落に見舞われたが、過去5年間のチャートで見ると、今回の下落は過去のドットコムバブルやリーマンショックのような一時的な下げに見た暴落水準の一つにしか過ぎないこと。また2018年の相場は法人税減税効果もあって実態以上に高騰した株価が急激に2018年1月頃の株価水準に引き戻されただけのようにも見える。

もちろん個別銘柄によって事情の差はあるが、2017年以前からホールドしつづけている人たちからみれば、2018年中に拡大した含み益が2週間で吹き飛んだだけであり、2年スパンでみる限り、株価は右肩上がりのカーブの誤差内でしかない。

多くの専門家からは来年後半あたりから米国はリセッション入りする予想がはびこっているのに対し、目先の企業業績は順調そのものである。今年の夏頃にかけて実態以上に急激に膨れ上がった株価が適正値に戻っただけとみれば、急落ではあるものの絶対値としての株価評価はしごくまっとうな水準に戻りつつあるあるともいえる。

このように客観的に書くと「だから何?」と言われそうだが、手持ちの株の含み損があっという間に拡大する状況に置かれても、客観的に分析することで、慌てず騒がず狼狽売りすることなく、株価の動向を見届ける余裕ができるのではないかと思えるからだ。

例えばグロース株のうち、超大手銘柄のビザ(V)の株価を参考で見てみる。

直近だけ見ると10月初旬に株価は150ドルの値をつけた。ところが今朝時点では122ドルに急落。手堅いとされるビザ株が、わずか2ヶ月で38ドルも下がったのだからまさに急転直下の下落劇である。もし100株持っていたら44万円分も資産が溶けてしまうことを意味する。

ところがわずか1年前の株価をチェックすると今年1月2日時点で114ドル。下がったといってもわずか1年前の株価と比べてもまだ8ドル高い水準をキープしている。2017年1月まで遡ると79ドルだった。このように年単位で振り返ると急落前の株価が企業の成長以上よりも高騰値を付けたことがわかる。

誰もが自分が買った株価をベースに物事を考えてしまうが、1~2年単位のスパンで株価の推移を見れば、直近の2週間での急落に見舞われても焦る必要はない。私は先日フライング気味で急落中のビザ株を132ドルで再び買い、翌日からすぐに含み損も増えてしまう失敗を犯した。

それでもビザ株ほどのビッグ銘柄の場合、業績は安定しているし、これからも着実に世界レベルでクレジット決済が増えつづけることは確実な情勢なので再び132ドル以上の株価に戻ることに確信をもっている。だから強がりではなく現状の株価下落だろうが全く焦ってはいない。

私が焦っているのは日本株である東芝と資生堂株の行方である。米国株と違って日本株は長期的に見たところで必ずしも株価が購入時まで戻る保証はどこにも見当たらないからだ。来年の3月末までにこの2銘柄は一体どんな株価になっているのだろうか。毎日落ち着かない日々が続きそうだ。

日本時間の昨晩はNYダウ対象全銘柄ダウンのお祭り騒ぎ。もう笑うしかない。

本日の含み損銘柄たち(12/25朝現在)
東芝 ▲169,800円
資生堂 ▲73,200円
AT&T ▲423ドル→▲810ドル(↓)
Unilever ▲164ドル→▲530ドル(↓)
Royal Dutch Shell.B ▲444ドル→▲630ドル(↓)
Tiffany ▲716ドル→▲927ドル(↓)
Visa ▲232ドル→▲668ドル(↓)


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