2019年01月11日記載
落ちるところまで落ちた東芝、それでも愛着あり!?
株投資は資産を増やすことが主たる目的だが、銘柄選びの根底には応援したい企業に出資をして企業成長を期待するために行うものである。だから短期の売買による利ざや目的ではなく、長期的に投資をして配当を実直にいただくのが本来のあるべき姿だと、株式投資を始めるまではそう考えていた。

心の底から応援したい企業なら目先の株価が下がろうが関係ないし、むしろ下がったなら追加投資するぐらいの気持ちがあってしかるべき。ところが実際はじめてみると、そんなきれいな志などすべて吹っ飛び、すぐにでも値上がりしそうな銘柄ばかりを探してしまう自分がいた。短期視点での売買では企業への応援意識なんてない。目先の数字だけを追うようになる。

現在所有中の銘柄のうち、東芝株は果たしてどうなのかを自己検証してみる。

物心が付いたときにはすでに我が家の家電は東芝ブランドに囲まれていた。馴染みのある町の電気店が東芝を扱っていたため、電化製品はすべて東芝ブランド。東芝以外の電化製品はほぼゼロだった。テレビもサザエさんをみながら東芝を応援した記憶がある。

家電量販店の台頭がはじまったあたりから状況が変わっていった。町の電気店の勢力が衰え始めたことから我が家の東芝シェア率は徐々に低下。黒物家電を皮切りに「ポスト東芝」化がはじまった。それでもはじめて買ったスマートフォンは東芝ブランドだったし、ノートPCだってDynabookを選択。ディスクトップPCも企業向けPCのリースアップ品を購入するなど、選択で迷ったら東芝ブランドを優先的に選ぶスタンスは変わっていない。

ところが昨今の日本メーカーの企業力衰退で続々と事業の縮小の波がはじまり、黒物家電で純粋国産ブランドで残っているのはソニーとパナソニックぐらいしかない。白物家電を含めると日立ぐらいだ。東芝はコンシューマ事業を捨て、シャープは鴻海、オーディオで一世風靡したパイオニアの上場廃止決定。寂しい限りだ。

電器店に足を運んでも東芝ブランドの商品の陳列割合が激減した。だから消費者として購入による応援もできなくなった。こんな状況で東芝への愛着を維持するのは困難になるのは必然である。

現在、我が家に残る東芝ブランドはノートPCと洗濯機と炊飯器、そして20年以上使って今も現役の掃除機だけ。冷蔵庫は日立、電子レンジはシャープ、LED照明器具はパナソックに置き換わっている。それでも心の中では東芝が好きなのだと思う。粉飾決算問題で東証二部に降格し過去の積み上げた企業資産を叩き売り、落ちるところまで落ちた東芝。そんな東芝の株を買うのだから、心の奥底に東芝への愛着が残っているからだと思う。

正直言って東芝の将来に期待していない。それでも温情というか東芝がうまく再生してくれればやっぱり嬉しい。純粋にブランドとしての応援の気持ちをもちつつ、目先の損益分岐点への株価回復を待ち続ける毎日である。

本日の所持銘柄の損益(1/11朝現在)
東芝 ▲100,800円→▲106,800円(↓)
資生堂 ▲100,500円→▲126,800円(↓)
AT&T +276ドル(↑)
Unilever ▲344ドル→▲294ドル(↑)
Tiffany & Co. +50ドル→▲102ドル(↓)マイナス転落
Visa +1728ドル(↑)

昨日もたくさん下落した。資生堂の出血(前日比-4.1%、累計-17.1%)が止まらない。東芝は出来高少なく動きが平凡な一日(前日比-0.61%、累計-9.87%)だった。ティファニーも含み損へ再び陥落。資生堂、東芝、そしてティファニー。想定以上の長いお付き合いになりそうである(泣)。


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