2019年01月12日記載
資生堂3Qまでの業績は文句なしでも株価は低迷
株価は後付でいろんな理由をつけて語られるものだが、なぜ資生堂株がここまで下げてしまうのか。株価は将来の業績見通しが数字化されるものと初心者は考えていたが、昨今の資生堂株の低迷は想像の域を超えているように思えてならない。直近の業績より将来的な悲観要素があれば売られることはある程度理解しているが、それにしても想像以上の下落ぶり。懸念材料は全体の10%程度の割合の中国事業の先行き懸念だけなはず。

昨年末からドルだけでなく対中国元に対しても円高が進み、且つ出国税課税も加わり外国人にとって日本への観光に逆風が吹き荒れる中、今年の春節は前年以上のインバウンド市場が見込まれている。訪日される多くの中国人女性は資生堂ブランドをお買い上げしていくと思われる。

私は男性化粧品には興味が無いので資生堂商品は一度も買ったことがないが、日本人として世界に通じるグローバルブランド資生堂の存在は誇りに感じている。昨日のコラムで取り上げた東芝とはスタンスは異なるが、資生堂ブランドを応援したい気持ちは同じだ。

先行き目線でいえば、今後の中国経済減退不安から消費パワーの減少が見込まれ、中国人による資生堂商品の購買力低下が懸念されている。それでも高額商品であるティファニーと違って資生堂は大半が生活必需品。高級グレードもあるが一般品まで幅広い品揃えする。近い将来、中国経済の減退が見込まれるからといって中国女性が資生堂ブランドを即座に買い控えるほど急速な減退の可能性は低いはず。

先日、決算発表として注目された安川電機。ジャンルは違うが中国依存度の高い企業として決算が注目されていた。私から見れば決算内容は十分だが、当初の見通しからの下方修正だけで嫌気され株価は激しく上下するだけ。決算内容と株価は連動しているようで無関係な動きだった。

悲惨なのはキューピー。過去最高益をマークしたのに株価はだだ下がり。一方、業績下降決算を発表したファーストリテイリングの株価は上がった。もう訳がわからない。業績とかもはや株価とは全く関係ない。決算内容よりも目先の欲望集団の力で株価は激しく上下する遊び状態。資生堂もきっと決算が良かろうが無関係で株価は揺さぶられることが予想できる。

なんだかまともな業績予想やっても株価とは連動しない日本市場なんて、もはや投資ではなくギャンブルと同じじゃないか。

資生堂株は配当が低い。化粧品に興味のない私からして長期保有する価値は見いだせない。配当が少なく、株価上昇も期待できない銘柄に長期投資は御免だ。ますます日本株が嫌いになってしまった。日本株はギャンブル投資である。

すでに多額の含み損を抱え、我が資産は東証に拘束された状態が続く。決算発表後も停滞が続くようなら、いよいよ保釈金(損切り)を覚悟して強制退場するしかないのかもしれない。

本日の所持銘柄の損益(1/12朝現在)
東芝 ▲106,800円→▲93,300円(↑)
資生堂 ▲126,800円→▲134,600円(↓)
AT&T +464ドル(↑)
Unilever ▲294ドル→▲244ドル(↑)
Tiffany & Co. ▲294ドル→▲16ドル(↑)
Visa +1606ドル(↓)


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