2019年01月18日記載
規格乱立で混沌化するQRコード決済は普及できるのか?
なんだかよくわからないQRコード決済。規格乱立が目に余る。現金大好きな国民とキャッシュレス社会を構築したい政府とキャッシュレス決済で主導権を握りたい企業の三つ巴。それぞれの思惑が規格乱立で国内競争で混沌化。足の引っ張り状態に見える。

本来なら企業同士の競争は生産性と品質向上の拡大を図る意味で価値を生むのだが、規格競争に関しては普及から遠ざけ市場全体からみればマイナスでしかない。

さて、キャッシュレス推進が進まない理由は国民性もあるが厳選すると2点に集約されると考えている。

・後払いが嫌い
・現金以外の支払い手段が多すぎる

決済端末が安価で済むとされるQRコード決済。システムの根源にはクレジットカードを介したサービスが大半だ。後払いが嫌いな日本人がクレジットカード決済を避けるのにQRコード決済へ誘導できるはずがない。チャージ方式のQRコード決済も正直面倒すぎる。チャージ式ならすでに普及している電子マネーのほうがスピーディな支払いでできるからだ。

その電子マネーも乱立する。しかもお店によって使える電子マネーがそれぞれ異なる。そのため私は仕方がなく、「Suica」「楽天Edy」「nanaco」「WAON」の4種類も登録し、それぞれに現金チャージをして使っている。

paypayの100億円あげちゃうキャンペーンに飛びついた人たちはすでにクレジットカード決済やネット決済に慣れた人たちばかりである。政府が最も推進させたい現金しか信用できない人やご高齢者の方たちは、始めるまでの手続きが煩雑さ(ID登録や口座登録など)もありQRコード決済を利用する可能性は限りなくゼロに近い状態ではないかと推測している。

私も普段の生活ではほとんど現金を使わない生活に切り替えてから2年ほど経過する。キャッシュレス生活の決定打となったのがVISAデビットカードの存在である。元々後払いが嫌いなので今もクレジットカードは必要最低限しか使わない。しかしクレジット払いのほうがお得になるケースでは仕方がなくクレジット決済を使っている。この方針は今後も変わらないだろう。

チャッシュレスを推進させるにはもっとシンプルにする必要がある。VISAデビットカードなら現金愛好家たちの気持ちを動かすと思っている。メガバンクだけでなく地銀や信用金庫もVISAデビットカードに対応するのが近道だと考えている。

VISAデビットカードなら信用枠も銀行口座範囲内に限定され、信用調査も不要。未成年でもご高齢者でも簡単な手続きだけでカード発行できる。仕様明細を見たければスマホからはもちろん、ATMを使って見られる仕組みも導入しても良いだろう。つまりQRコード決済なんかよりもVISAデビットカードを普及させたほうが、日本国内はもちろん、世界中どこでも為替や両替を気にせずに買い物もできるのだからメリットは大きいはずだ。

いくら中間会社が決済の仕組みを取り入れたところで、一番儲かるのは胴元であるVISAである。これだけは残念ながら逃れられない。素直にVISAネットワークを使った決済システムを採用して普及を図るべきだと考える。

今は覇権争いよりも現金派をキャッシュレス社会に誘導させるほうに業界そろって力を合わせる時である。キャッシュレスが当たり前の時代になってから、他の決済手段の規格化競争をしても遅くない。QRコード決済はそもそも発展途上国向けに適した方式である。先進国である我が日本にはそぐわない。政府も本気でキャッシュレスを普及させたいなら、小売店に対しクレジットカード決済端末導入補助に力を注いだほうが早いのではないだろうか。

本日の所持銘柄の損益(1/18朝現在)
東芝 ▲97,800円→▲112,800円(↓)
資生堂 ▲133,400円→▲117,200円(↑)
AT&T +340ドル→+372ドル(↑)
Unilever ▲404ドル→▲312ドル(↑)
Tiffany & Co. ▲197ドル→▲72ドル(↑)
Visa +1462ドル→+1450ドル(↓)

相変わらず日経はパッとしない。資生堂が戻ったと思えば、東芝が再び下落。低い次元のもみ合い相場。見ていて全然楽しくない。

ティファニーは始値81.95ドルからスタート。半分あきらめて床についた。朝起きて確認すると85.26ドルで決着。1日で3ドル以上も反発した。おそらくムニューシン財務長官の中国との通商交渉の経過報告を受けてものと思われる。今夜は111月から12月の販売状況がプレスリリースされる予定。このままティファニー株をホールドすることにかけるか、一瞬の上げタイミングで一旦逃げるべきか。今夜のNYが山場になりそうだ。


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