2019年04月15日記載
イスタンブール新空港オープン、トルコリラと円との関係
イスタンブール新空港が全面オープンし、これまでのアタトゥルク国際は完全閉鎖となった。一般的に一つの都市に2つ以上の空港がある場合、長距離系空港のほうが遠く、近距離系の空港が近い場合が多い。

東京でいえば羽田と成田、大阪でいえば伊丹と関西のような関係である。イスタンブールの場合、アタトゥルク空港は市街地中心部から近い場所にあり、地下鉄でアクセス可能だったのに対し、近距離路線が中心のザビハ・ギョクチェン空港へは高速バスでしかアクセスできないほど離れた場所にある。

今回オープンしたイスタンブール新空港はザビハと同じぐらい離れており、現時点での公共機関によるアクセス手段はバスのみとなっている。将来的には鉄道も乗り入れする計画があるそうだが、しばらくはバスのみとなる。これまでのアタトゥルク空港とくらべて立地面では不利な場所まで移動が求められる。

空港そのものは最新なため、様々な設備が快適に利用できる模様である。来年以降、東ヨーロッパを攻める上で、イスタンブール空港を乗り継ぎにて利用する機会をあえて作ってみるのも面白そうだ。

トルコは国家財政危機に陥っている。政策金利が年23%とゼロ金利政策の日本からすれば想像を超える超高金利が続く。日本人がFXの対象先としてトルコリラが人気なのは超高金利が背景にある。

トルコ国内の昨年のインフレ率は20.3%。これを知ると金利が高いのも頷けるだろう。1トルコリラあたり19.5円。昨年のトルコショックが24円前後からから17円付近まで急落したてから大きく変動していないことを踏まえれば、現在の為替とインフレ率とのバランスは昨年よりも円の力が弱まっていると解釈することができる。

もちろんこんなに単純で円の価値を図るのは正しくはないとはいえ、日本円と海外通貨バランスは常に頭の中で意識しておく必要がある。海外がインフレ経済なのに日本は横ばい。それでいれ為替は変わらないのが、何を指すのかを理解しないと後々怖いことになる。

現在は私の現金貯蓄の半分程度を米国ドルベースの資産(アメリカ株)で所有はじめたことで、色んな意味で円の価値が変動しても安心感を持つことができるようになった。今年後半あたりからもう少しドル比率を引き上げるつもりだ。

日本国内の経済事情しか目を向けていないと、いつしか企業を通して弱体化する円を思い知る可能性がある。常に視点は世界に目を向けておきたい。


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