2019年04月26日記載
スリーエム株13%下落、中国リスクを忘れてはいけない警告
昨年のクリスマス暴落、今年はじめに発生したアップルの下方修正発表によるアップルショックを忘れてはいないだろうか。あれからわずか4ヶ月間。株価は急回復した。S&P500は今週一時最高値を更新する画面もあった。

しかしわずか4ヶ月で世界情勢が好転するはずもなく、足元の中国経済リスクは何も変わっていない。中国政府による経済対策によって数字上減退速度は収まっているようにみえるが、実態経済の改善は今後も期待できない。中国リスクはこれからも拡大していくのは間違いないだろう。

今週は米国株の決算ラッシュ。うち、キャタピラーの決算に続き、川上産業であり、中国依存度が比較的高いとされるスリーエム。決算は想定より悪かった。売上は5%減、全事業がマイナスで終えたことにくわえて、2000人の雇用をカットする方針に嫌気された。株価は前日比13%も暴落した。

暴落とはいえ、今朝時点の終値で190.46ドル。クリスマスショック時の最低株価より12ドルも高くアップルショック時の株価より7ドル高い。これだけ下落しても今年始めの株価よりもまだ高いのである。

決算内容からしてここまでの下落幅は驚くように見えても、この4ヶ月間が過剰まなでに株価上昇し、実態より期待感がかなり上乗せからの反動にしかすぎない。スリーエムだけではない。米国株全体として今年に入ってからの4ヶ月間、一体期待感だけで過剰なまでに急速な株高となったのか、スリーエムの株価下落をみて今一度冷静に振り返る必要がある。

日本は明日から大型連休にはいるが、ニューヨーク市場は来週いよいよアップルの決算発表が控えている。おそらくアップルの決算内容は今年はじめに発表した中国向け販売台数の不振は続いていると思われる。実態が変わっていないのにアップル株は160ドル割れから4ヶ月間で205ドルまで膨らんだ。決算発表後、アップル株の大調整があるかもしれない。

特にアップルの場合、アップル社単独の影響だけでなく米国株全体の値動きまで影響を及ぼす大型株。多くの人が忘れかけていた中国経済リスクをキャタピラーやスリーエムの決算で実態は何も変わっていないことを数字で示された形だ。

アップルの決算発表がどうなるのか。過剰感で包まれている昨今の米国株市場に冷水をぶっかけるトリガーになるのか。来週のアップル決算は大注目だ。

【本日(4/26朝)の株式資産】
日本航空 ▲67,800円→▲60,900円(↑)
アライドアーキテクツ ▲40,000円→▲54,000円(↓)
すかいらーくHD +9,400円→+10,000円(↑)

AT&T +508ドル→+300ドル(↓)
British American Tobacco ▲819ドル→▲1143ドル(↓)
Coca-Cola +699ドル→+663ドル(↓)
Boeing +49ドル→+193ドル(↑)
American Airlines +504ドル→+388ドル(↓)
NextEra Energy +64ドル→+81ドル(↑)
General Electric +100ドル→+10ドル(↓)
Pfizer +28ドル→+70ドル(↑)

【累計損益】
日本株 ▲258,721円(↑)RIZAP株デイトレードにより損益改善
米国株 +2180ドル(→)

AT&Tが前日に続き本日も大幅下落。タバコ銘柄であるアルトリアの決算が不調だったことに関連してBTIも共連れ下落。ついに含み損1100ドルを突破した。今朝の終値38.24ドル。当初の予定では38ドルを割ったら追加投資する計画としているが、追加投資ラインをもう一弾引き下げるかもしれない。

理由はスリーエムの株価下落によって新たに参戦する可能性が出てきたためである。いずれにしてもアップル社の決算発表によって情勢が一変する可能性がある。今は慌てて動かず、まずは来週の株価動向を見極めながら、連休明けに改めて追加投資先を決めていくつもりだ。


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