2019年05月25日記載
アメリカン航空株が最安値更新、FAA発言も関連か?
マスメディアや株投資家の間、米中貿易戦争がただの貿易ではなく、経済覇権争いであることをようやく認識しはじめた感がある。今年2月頃は米中閣僚級協議の場においてムニューシン財務長官の「協議は順調」との発言の度にマーケットは楽観論が出て株価上昇が続いたが、今になって決着の見通しは難しいとの反応が見え始めている。

私はいつでも暴落相場の準備はできているつもりだが、ある日突然ガツンと下落するショック下落よりも、ダウが100ドル程度毎日ダラダラと下落し続けるようなパターンだと、茹でガエル状態になり、気づいたら数ヶ月前と比べて大幅下落になっているケースが一番恐ろしい。

たとえば今の3M株。ピークだった220ドル付近から決算発表後に一気に195ドルまで15%下落したときは目立つしわかりやすい。ところがその後の株価は毎日1.5%程度の下落がダラダラ続き、気づけば165ドルまで下落。ピークから25%も下落する結果となっている。ゆっくりじわじわは精神的にキツイ。

毎日ジリジリ下げだと、明日こそは反発への期待を持ちながら、毎日下落を見続けることにある。まさにJAL株もそうだ。4000円前後をうろついて頃にはじめて参戦したが、ここのところは3500円台でさまよっている。これが米国株全体に波及となれば、暴落相場を待っているなんて悠長なことは言っていられないだろう。

かつてのリーマンショックでは下落が3ヶ月以上続いたというから恐ろしい。今回の米中問題は予告もない急落相場がやってくるわけでもなく、先行き不透明感が脱ぎ切れない状態が継続することでズルズルと下げ相場なんてことが想像される。

何事もそうだが急落すると急反発があっても、ゆっくり下落した場合は回復スピードも遅い。このまま先が見えない状態で我慢して待機し続けるよりも、中国が逆ギレしてくれたほうが株式相場の視点から見るとスッキリするのかもしれない。

【本日(5/25朝)の株式資産】
日本航空 ▲113,100円→▲114,300円(↓)
アライドアーキテクツ ▲19,000円→▲20,000円(↓)
すかいらーくHD +25,600円→+24,700円(↓)
ブリヂストン +1,400円→▲534円(↓)
sMedio +200円→▲900円(↓)100株買付(200→300株)
RIZAP +5,000円(↑)1000株買付

AT&T +1040ドル→+1100ドル(↑)
British American Tobacco ▲1392ドル→▲1257ドル(↑)
Boeing ▲361ドル→▲203ドル(↑)
3M ▲1067ドル→▲1045ドル(↑)
NextEra Energy +460ドル→+463ドル(↓)
American Airlines ▲330ドル→▲495ドル(↓)

【累計損益】
日本株 ▲189,423円(↓)
米国株 +4535ドル(→)

期待のアメリカン航空。下落基調は昨日も続いた。ここまでの急落はなにか理由があるのかもしれないと思い、改めて調べてみた。すると、あるアナリストが「雇用リスクが高くなっており、目標株価を40ドルから25ドルに変更が妥当」という発言があった。おそらくこれが反応して急落しているのと推測。

過去にもGE株が「7ドル程度の価値しか無い」と発言しGE株が急落した経緯がある。たしかにアメリカン航空は毎年売上は拡大しているが営業利益はマイナス傾向にある。人件費の上昇が利益を圧迫しているのは間違いなさそうだ。

しかしデルタやユナイテッドの株価は下落していない。この違いは何なのだろうか。おそらく米連邦航空局(FAA)がボーイング737MAXの運航停止措置の解除を急がない方針を打ち出したことが関連している。

アメリカン航空はデルタやユナイテッドとりも多くの737MAXを保有している。運行再開が遅れることで経営に影響を与える可能性も株価に反映しているのかもしれない。

いずれにしても737MAXの運行再開されれば、ボーイングとともにアメリカン航空株も急回復するのは間違いない。今は下がり続ける株価を粛々と拾っていこうと思っている。


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