2019年06月08日記載
映像リアリティ実現には超広視野角ディスプレイが有力
太陽光発電とテレビ電話そして3D映像。いずれも過去に流行しながら一度衰退し、再び数年後脚光を浴びたが、やっぱり衰退したテーマたちである。

放送業界も古くは文字放送からはじまり、デジタル放送化後にはデータ放送やマルチメディア放送が登場。凝りもせずNHKがハイブリッドキャスト放送に果敢に挑戦。結果はいずれも失敗。

文字コンテンツならSNSのほうがよっぽど面白い。放送事業者からの硬い文字情報より視聴者からのコメントの方がリアリティがあるからだ。放送事業者は一般視聴者にはできない良質な映像制作だけに力を注いでほしいと思っている。

3D放送にも挑戦した。しかしリアルティを追求するには3Dは役不足だった。バーチャルな世界の中でリアリティを演出するには3Dよりも優先すべき技術があったのだ。

まずは高精細映像(4K8K)、第ニに広い視野(超大画面)。この2点が揃うとかなりのリアリティを演出することができる。奥行きの世界(3D)はその次で十分というわけである。

小さな画面内の3D映像の表示は脳に混乱を与える。なぜなら対象映像が画面から外れると飛び出した映像の立体部が突然切れてしまい、奥行きの世界とリアルとの境界が発生。これが脳疲労を与える原因ではないかとみている。

3D映像視聴には専用メガネを装着するため映像輝度も低下する。本来の映像より暗くなってしまうこともリアリティの世界から遠ざける要因。当時の多くの開発者は薄型テレビの登場でブラウン管時代より大画面化が進んだことで3D映像にも効果が得られると考えられていた。しかしその程度の大画面で3D映像による臨場感を得るには限界があった。

映像リアリティの追求に必要なのは、人が持つ視野角すべてをバーチャルな映像で囲い込む、特に左右180度程度の超横長大画面(超広視野角)に身を置くと、あたかもその場にいるかのようなリアリティを実感することができる。

先月公開されたNHK技研公開2019。今年のテーマはAR(Augmented Reality)だが、展示コーナーの1つに視野180度で映像を映し出す超広視野角映像展示が公開されていた。実際に中心に立って映像を見ると今その場にいる臨場感。立体像よりも視野の広さがある映像のほうが圧倒的なリアリティを体感することができた。

これをを一般の家庭で再現するのはゴーグル型の映像装置しかない。NHK技研公開ではゴーグル型の映像装置にARを重ねた体験コーナー展示も行っていた。

NTTドコモの「超広視野角VRゴーグル」や米マイクロソフトの「ホロレンズ2」は、まさに私が期待する新時代の映像装置である。4Kコンテンツ映像を専用ゴーグルで見る。広視野映像こそが次世代の映像コンテンツの本命。そう確信することができた今年のNHK技研公開だった。

【本日(6/8朝)の株式資産】
日本航空 ▲133,700円→▲163,100円(↓)
アライドアーキテクツ ▲34,000円(→)
RIZAP ▲19,000円(→)
すかいらーくHD +21,200円→+24,900円(↑)

AT&T +1028ドル→+1188ドル(↑)
British American Tobacco ▲1542ドル→▲1122ドル(↑)
Boeing ▲318ドル→▲239ドル(↑)
3M ▲1112ドル→▲1019ドル(↑)
NextEra Energy +539ドル→+494ドル(↓)
American Airlines +420ドル→+690ドル(↑)


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