2019年08月21日記載
「治安が悪い」と口にする人は想像だけで語っている
海外旅行をする上で気になるのは旅行先の治安ではないだろうか。「あそこは危険」、「あそこは行かないほうが良い」などだ。そもそも治安が悪いという言葉の定義をきちんと説明できる人は果たしてどのぐらいるのだろうか。

結論を先に書こう。

「治安が悪い」と口にする人は想像だけで語っている。

何を持って治安が悪いのかなんてきちんと説明できないし、想像や妄想による悪いイメージだけでの発言であり、なんら根拠もないと断言する。

まずはじめに断っておくが、日本基準で考えている時点でそもそも間違っている。財布を落としても中身に手を付けずにそのまま警察に届け出てくれるのは日本ぐらいだ。このことを先に断っておきたい。

では、私が定義する治安の悪いとは、どのようなリスクを指すのか。

・身体的危害を受けるリスクがある
・金銭的被害を受けるリスクがある

この2点にすべて集約のではないだろうか。

身体的危害とは、命に関わる問題、身柄拘束、脅迫や強盗が該当する。このレベルの危険を被る可能性があるとすれば、内戦中の国や政情不安の国に行くことを指す。

具体的な国を挙げれば、シリア、イラク、アフガニスタン、イエメン、リビア、南スーダン、ソマリア、ベネズエラあたりだ。それ以外の国は身体的被害リスクは低いと見て良い。今の香港は移動制限リスクがあるだけで、旅行者自らデモの戦闘集団に立ち、警察と戦うなどしなければ身体的リスクはゼロだ。

北朝鮮ですら、ガイド人の制限を無視して一人で勝手に街に繰り出し、公共の場所で北朝鮮国旗や金正恩の写真を燃やすなどの暴挙に出れば身柄拘束が待っているが、通常どおりガイド人に沿って観光するだけなら安全といって良い。

どの国だって殺人や強盗事件は発生している。日本もそうだ。だからといって日本が危険だと思わないだろう。それは海外だって同じだ。確率はゼロではないが旅行中に巻き込まれる確率は日本で被害に会う確率と同じ程度のものと考えて良いのではないか。

一方、金銭的被害を受けるリスクはほとんどの国で該当する。最も多いのがスリだろう。置き引きは被害者に問題があるから気をつければ回避できる。その他では詐欺被害となるが、詐欺については見知らぬ相手からの声掛けからすべてがはじまるので、旅行者は現地の人から話し書けられる用事なんて全くないのだからすべて無視すれば回避できる。

だからスリ対策だけは徹底して気をつける。スリ対策さえ徹すれば大抵のリスクは回避できる。

・手持ちカバンはチャックを閉める
・チャック口を腕で抱えるなどしてガードする
・ポケットには何も入れない
・混雑する場所、特に背後を常に警戒する
・第三者からの接触時でも手持ちカバンから意識を外さない
・電車やバス移動中は寝ない

これらは海外旅行する上で基本中の基本である。通常スリは一人では行わない。2人以上の連携で一人の人物を狙う。見知らぬ人から声を掛けられ、気がその人に向いている間に別の者が近寄ってきて手持ちカバンから盗んでいく手口が主流。声を掛ける人の中には警察官のような風貌をした人物の可能性もある。

不慣れな外国の地で、警察官のような風貌の人に「パスポート?」と声を掛けられると油断してしまう。だからこそどのような状況でも手持ちカバンから気をゆるめないことが重要となる。

話を戻そう。

「あそこは治安が悪いから止めておけ」という人は、たいていその場所に一度も行ったことがない人の言うセリフである。実際に行ったこともない人がどうして「治安が悪い」とわかるのだろうか。経験がなく想像だけのコメントに説得力なんてあるはずもない。

せっかくの海外旅行も、想像による悪いイメージだけで、その国を知るチャンスを逃し訪問を断念するなんてあまりにももったいない話だ。まして現地で本当に治安の悪いとされる場所は特定に限られたエリアであり、国全体を指しているわけではない。きちんと本質を正しく理解しなければならない。

治安の悪いイメージの代表として、ホームレスの多い場所や貧しい暮らし人々、風貌が怪しい人たちがたむろっているエリアを治安が悪いと表現する人が多い。しかしホームレスが旅行者を襲うことなどありえないし、「お金くれ」と声を掛けられることはあっても、無視すれば終わるのでなんら問題ない。

だからこそ海外で気をつけるのはスリを最大限警戒すれば良い。私の経験上、最もスリや詐欺的リスクがあり怖い思いをしたのはイタリアだった。一方、イメージと異なりとても安全だと感じた都市はドバイ、クアラルンプール、イスタンブールが挙げられる。マンハッタンも米国の中でも安全度は極めて高いと行って良い。イメージとして銃やイスラム国家、テロ不安などで想像されるが、実際は非常に安全な都市だと断言させてもらう。

最後に、身体的被害リスクという面で最も怖いのが伝染病感染リスクである。中でも伝染病を持った蚊に刺されないようにしなけばならない。最も人を殺傷する動物は「蚊」である。他の動物は接触しなければ良いが、蚊は知らず知らずのうちに伝染病をもらってしまう可能性がある。人より蚊の方が怖い存在といって良いだろう。

今回、4人の方から「パナマは治安が悪いから気をつけて」と言われた。4人ともパナマに一度も行ったことがない人だった。経験した上であえて申し上げておく。

パナマシティの新市街地エリアは安全な街である。

【本日(8/21朝)の株式資産】
すかいらーくHD +11,800円→+9,800円(↓)
American Airlines ▲1924ドル→▲2275ドル(↓)
Boeing ▲441ドル→▲732ドル(↓)
NextEra Energy +931ドル→+939ドル(↑)
AT&T +2344ドル→+2196ドル(↓)

【累計損益】
日本株 ▲510,198円(↓)
米国株 +5346ドル(→)


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