2019年08月30日記載
地に落ちたアメリカン航空株AALはこれから復活するのか?
安値で買って高値で売る。繰り返し述べているが、簡単なようで実行するのは非常に難しい。株価の下落局面ではネガティブニュースに溢れかえっている状況。逆張りを信じて買った株は更に下落し落ちたナイフを拾って苦しんだ経験。逆張りか順張りどちらが良いのかの最適解は未だ見つからない。

始めたばかりの頃はひたすら逆張り投資をしていたが、最近は順張りを意識するようにしている。とはいえナンピン買いの中での順張り。別の言い方をすれば押し目買いの順張りに変更した。これまでは株価が大きく下落真っ只中で買い向かったスタイルから、下落中は静観し下落から上昇に転じたのを確認してから買いに走るスタンスに変えただけである。

ビザVやプロクターアンドギャンブルPGなど長期的に上昇基調のある株を買い向かうスタイルではなく、運転資金が乏しい私は短期的なキャピタルがインを狙う方針に変わりはない。

アメリカン航空株(以下AAL)で短期的なキャピタルゲインを狙いたいのだが今のところ裏面に出ている。当日の値動きの中で高値づかみを連続している。27日は当日ザラ場中で安値で損切りして翌28日は高値で買い戻しをすることとなったからだ。

短期的に順張りのつもりで買ったつもりでも約定直後から反落する展開が続いている。それでも平均取得単価よりも低い株価水準での買付(含み損の状態での買付)なのでトータルでみればナンピン買い。買付価格よりも高いポジションから追加買いしているわけではないので、本当の意味で順張りとはいえない。

買付タイミングを少しだけ変えたため、当日中の値動きの中では高値買いではあるものの、落ちるナイフを拾うリスクからは回避できている。なのでこれまでの戦略と比べてどちらが優位性があるかは一長一短であって正解は今のところ出ていない。

AAL株はわずか1ヶ月間で30%近い下落に見舞われている。同業であるデルタDALや同じく737MAXを保有するユナイテッドUALと比べても下落幅はAALだけ飛び抜けて大きく下落。27日の株価は2013年以来の最安値まで下落した。

下落原因は3点と自己分析している。

・ボーイング737MAXの運航停止による損失拡大
・整備士との労使問題
・投資家目線においる過剰な設備先行投資

この他にも地上サービススタッフとの労使問題も抱えていた。ただしこちら決着している。整備士とのトラブルのみ合意に至ってない。

整備士が加盟する労働組合との争いは運航中の飛行機整備を故意に遅らせて結果的に運航便の遅延につながるトラブルがあった。アメリカン航空は整備組合に対し訴訟を起こした。先日の裁判所からの判決が出て整備士側の敗訴が決定。先週から遅延問題は解消している。

一方でAALは新たに整備士の募集し雇用拡大を図っている。現整備士との労組問題が未解決の中での新規雇用の募集をしたアメリカン航空。現整備士との間で新たな火種になりかねないとの憶測も飛び交っている。

また議員から同社Lと労組間で解につながる新たな契約を結ぶよう要請していることも明らかになっている。こうしたトラブルをいくつか抱えているため株価は下落したと私は分析している。

では今後どうなるのか。どうやら関連報道を見ていると、そろそろ夜が開けて日が昇りそうな情報が増えはじめている。(というか良い情報を探しただけなのだが・・・)

・企業収益は順調
・整備士新規募集は現在停止中の737MAX運航再開に向けた人材確保
・12月からのMAX運航再開に期待
・証券会社各社のAALに対するレーティングに変更なし
・JPモルガンは近いうちに株価は反転するとコメント

現在のCEO、Doug Parkerになってから設備投資に積極的で株主からは設備投資によって企業収益圧迫懸念が持たれているが、利用者目線からみれば歓迎されており、世界で一番最初にMAX(24機保有中)を買付したのも積極的な整備投資によるものだった。

今週はじめ、AALのメイン拠点であるダラス・フォートワース国際空港のターミナルDの国際線出発ロビーにて生体認証による搭乗システムを導入も開始した。搭乗口で搭乗券のスキャンをせずに顔認証による搭乗を実現させるなど、乗客へのサービス拡充対策を積極的に投資する姿は頼もしい。

企業にとって大事なのは既存の旅客事業が堅調であるかが重要だ。整備士問題で遅延多発やMAX運航停止で大幅なキャンセルのマイナス面が取り沙汰されているが本業は堅調であるのは心強い。

私としては9月中旬までにボーイング株BAへの集中投資戦略へ切り替えたいと思っている。今はキャッシュで待機するのではなくAAL集中投資モードに切り替えた。BAに乗り換えるまでの2週間以内に瞬間的でも株価30ドル以上まで回復してくれることを期待している。

【本日(8/30朝)の株式資産】
花王 ▲8,800円→▲21,400円(↓)
すかいらーくHD +7,300円→+6,200円(↓)
American Airlines ▲2360ドル→▲180ドル(↑)1000株買付(2000→3000株)
NextEra Energy +989ドル→+996ドル(↑)
AT&T +2180ドル→+2252ドル(↑)

【累計損益】
日本株 ▲480,067円(↑)
米国株 +7398ドル(↓)

今朝のAALの終値は26.38ドル。前日比3.9%続伸だった。このまま株価が溶けるのではないかと震えた24.3ドルの世界から少しは光が刺し始めた。

ただダウ全体が堅調だったこともあり安堵するのはまだ早い。気を抜けないのはわかっているつもりだが、地獄の領域から抜け出す傾向が見え始めたことは素直に嬉しい。


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