2019年10月21日記載
どんなにチャートを分析しても数分先の株価は未知の世界
今週で株式投資を初めて11ヶ月を迎える。1周年に向けて果たして満足できる成果を出せているだろうか?そこで本コラムで過去書いた記事を持ち出し、当時と今を比較してみることにした。

昨年11月27日付けで書いた「株投資の超初心者が考える私の投資ルール」という記事がある。そこで取り上げたマイルールを再掲するとこんなことを書いていた。

・投資先の主体はアメリカ株とする→OK
・アメリカ株は長期保有をベースする→半分OK
・投資先企業は高い配当企業と物価上昇に強い企業を選択する→NG
・デイトレードは原則やらない→NG
・信用取引は絶対にやらない→NG
・株ノウハウ情報は参考程度で自分理論だけで実行する→OK
・日本株の購入は完全余剰金の範囲で遊ぶ→OK
・日本株はキャピタルゲインに特化する→OK

半分実践しているが、半分は守っていない。当初はバイ・アンド・ホールドをイメージしていた。しかしバイ・アンド・ホールドは簡単なようで簡単ではない。そもそも投資は自分のお金を市場へ流動化させて、同時に時間も提供することによりリターンを期待する存在だと思っている。

大事なのは時間という要素である。当初は買付した銘柄の株価が低迷し含み損に落ち込んでも時間さえあればいずれ解決すると安易に考えていた。しかし実際は含み損に落ちた後、数ヶ月待てば必ず解消させる保証なんてどこにも存在せず、すぐに回復する場合もあれば、含み損生活を無期限に過ごす可能性すらある。

投資を始めるは、チャートを見ながら未来のイメージを描き、銘柄を選択して買付の決断を下してきた。ところがいざ始める前と後とで大きなギャップは未来が全くわからない、もっといえば数分後の株価がどうなるかすら全くわからない世界の洗礼を浴びた。

未来がわからないなんてことは、今思えば当たり前すぎるのに、なぜか一年前は過去チャートを見れば、ある程度株価推移どおりに株価が動くと勝手にイメージを描いていた。しかしいざ投資を始めてみると、明日どころか、数分先の株価動向すら全く予想できない世界を目の当たりにした。チャートの存在は過去の株価推移を示す参考にはなっても、未来を予測する上で何も役に立たない存在だと痛感させられている。

過去チャートで高値をつけた実績があるからといっても目の前の含み損がいずれ解消される保証なんてまったく存在しない。IHI株の失敗で経験している。

もう一つ。安易に考えていた高配当銘柄。高配当なら長期保有さえしていれば、いずれ含み損を補う配当金がもらえるから安心との思い込みもあった。

BTIがさしたる例だ。もし36ドルでナンピン買いし39ドルへ上昇したタイミングで売らなかったら今も含み損のまま苦しんでいたことになる。JNJもMMMも急落してから一向に当時の高値水準に戻る気配すらない状況が今も続いている。

でもよく考えてみれば、株価低迷するぐらいなら最初から買わない方が正解であるのは言うまでもなく、含み損分を配当だけで取り戻そうとする発想は、資金の拘束と時間の浪費による機会損失のほうが圧倒的にロスであることを今年に入ってからようやく気がついた次第である。

ちなみにP&Gのように株式投資を始めたときに見た半年前のチャートを見ると、一時期不人気銘柄とされ70ドル台まで下落し低迷していた時代があった。しかし私が株式投資を始めた頃は90ドル台まで上昇中だった。

株式初心者である私が当時のP&Gの過去チャートを見ると、いずれ70ドル台まで下がるに違いないと勝手に思い込み、買わずに買うタイミングを待ち続けた。ところが待っても待っても株価が下落するところか、どんどん株価が上昇し続けて、結果的に昨年のクリスマスショックときですら90ドルを一瞬割っただけでで、その後は上昇の一途、今や120ドルに迫る勢いで推移している。

おそらくこの先、P&Gがこの先決算でコケて10%近い下落になっても100ドルを割らない水準でとどまると思われる。すべては結果論だが、振り返れば90ドル代で買付した人が一番の成功だったことになる。

同等にマクドナルドやコカ・コーラもそうだ。一時期買付しておきながら、数カ月間含み損生活が続いたため、含み損解消と同時に売却したら、結局株価は上昇し続けて、当時私が買付した株価水準より10%以上高い株価を今も維持している。

さて、過去の失敗経験を振り返っても、未来はどうなるかはもちろんわからない。そんな中、これからどうしていくかだ。

今週は、23日のボーイングBA、24日のアメリカン航空AALの決算発表が控えている。いずれも株価は大きく動く可能性が高い。今の考えは、いつアメリカン航空株を売り、ボーイング株を買い戻すかが私の中での最大の焦点となっている。もしかしたら、なにもせずに現状維持の選択するかもしれない。ひとまず今週は山が大きく動く可能性があるとみてみる。


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