2019年12月18日記載
ボーイング737MAX生産停止報道で将来に怯える株主たち
ボーイング737MAXの生産停止のニュースはまたたく間に全世界の伝達された。一般ニュースでも取り上げられ、普段航空業界に興味のない人までも目に入る状況となった。

航空業界は自動車産業同様、多数の部品から構成される工作物であり、世界規模のサプライチェーンによって製造が実現している。しかも航空機の場合、大型旅客機が製造できるのはフランスのエアバスと米ボーイングの2社しかなく、且つ737MAXはボーイング社にとって全体の7割を占める737MAXの生産中止(あえていえば中断)であるから、関連産業への影響は大きい。

当然ながら日本企業にも影響は波及する。ボーイング社にとって一度信用を失った代償は大きい。仮にFAAが万全だとお墨付きをつけたとしても、感情を持つ人間が飛行機を利用する限り不安は消えないし、完全に回復するには人々の感情が消え去る一定の時間が必要である。

さて肝心な737MAXの今後は一体どうなるのだろうか。

私が想定する今後のシナリオは、3月末までにFAAが承認、追従するように欧米も承認するとみている。そして4月以降から段階的に空に戻っていく。

楽観論主義者といわれるかもしれないが、私は確信している。中には737MAXは廃棄処分するのではないかと考える人もいるもいるだろう。でも通常のスキームを考えればそんなことはありえない。737MAXの名を捨ててリネームによる再出発する可能性はあったとしても、737MAXのベース機がこのままなくならない。

そもそもこのまま承認しないプロセスを想像する方が無理があるのではないか。生産停止はあくまで時間稼ぎのための先送り対応である。少なくとも私はそう思っている。

【本日(12/18朝)の株式資産】
すかいらーくHD +45,600円→+46,000円(↑)
American Airlines +3905ドル→+4480ドル(↑)
Boeing ▲187ドル→▲84ドル(↑)
NextEra Energy +1544ドル→+1561ドル(↑)

【累計損益】
日本株 ▲99,455円(↓)
米国株 +12189ドル(↓)

今朝の株価を見ていると、覚悟していたよりは下落幅は限定的となった。失望売りや投げ売りされる中で、これまで割高と感じていた投資家が今回の下落局面を買い判断する投資家も相当いるのではないかと思える値動きだった。

私自身、今回の報道は前もって覚悟していたことだし、逃げ遅れ感よりも、待ち構える気持ちでいたのでそれほどショックは大きくない。ショックが少ないのは平均取得額が低く入手していたからであり、下落しても含み損もわずかで済んでいる。平均取得額が低いのはそれほどまで大きな精神的な余裕をもたらしてくれる存在である。

むしろこの程度の下落で落ち着きてくれれば、この先上昇局面しかないとも考えられ、今できる余力をすべてつぎ込んむことができたのはラッキーだったとさえ思っている。後は来年春に向けて今回全力注入した分が、大きな果実に化ける種まきだったと思える日を待つことにしたい。

一方、アメリカン航空株もゆっくりだが、再び回復の兆しが見始めてきている。ボーイング株が320ドル付近をさまよっている間は、なにもせずに今のポートフォリオのまま推移を見守るつもりだ。


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