2020年02月05日記載
原油相場ですら中国経済の動向で決まる時代
アメリカがくしゃみをすれば世界は風邪を引くのは今も変わらないが、直近の10年間は中国が風邪を引くとアメリカ以外の国が風邪を引く状況に変化した。我が日本はもろに影響を受ける国に成り下がった。

少子高齢化時代を回避するため、日本は高度成長する中国経済パワーを頼りに成長を続けてきた。国内需要が低迷するのだから当然の対応である。しかし今後中国の減速は避けられず、すでに中国国内の不動産バブルは崩壊しており、急成長による歪が顕在化してきている。

残念ながら、今の日本経済は中国経済に力を頼らないと成長できないジレンマがある。だから中国経済の動向に日本経済も左右されることを受け入れなければならない。

新型コロナウイルス不安から原油価格が急落している。原油を輸入に頼る日本にとっては追い風だ。そもそもこの20年で原油が上昇し続けてきた最大の要因は中国であり、中国経済が減退すると原油需要も減退する関係がある。

石油メジャーの決算は散々たる内容だった。私がウォッチしているロイヤル・ダッチ・シェルRDS.Bやエクソン・モービルXOMいずれも悪決算を発表し、株価も年初来最安値を更新した。このままさらに下がるのかわからないが、高配当銘柄であり、RDS.Bにおいては昨日時点で配当利回りが7%を超える状況まで転落した。

ロイヤル・ダッチ・シェルは今が買いなのか、それともまだまだ落ちるナイフの途中なのだろうか。

いずれにしても中国経済は減速に向かうとはいえ、ウイルス問題が解決すれば、まだまだ再び6%程度の成長レベルには戻る状況でもある。3Mのように中国依存度が高く、すぐに復活できそうにもない銘柄と違い、原油相場は変動が激しい。

ボーイング株の狼狽売り分を暫定的にロイヤル・ダッチ・シェル株に資金を回避させて、ひとまず来週の権利落ちを狙うのも悪くないと思っている。


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