2020年03月11日記載
わかっていても逆張り思考を捨てるのはとても難しい
ダウとS&P500は私が投資を始めた時期と同レベルまで下落した。歴史的な下げを演じたダウだが、私が投資を始めた直後の水準に戻っただけともいえる。タラレバだが投資を始めた時から漠然とインデックス投資だけを行っていたら積み上げた利益がすべて吹き飛んだだけで損失を被るレベルまではまだ下落していないことになる。

さらに個別銘柄で見てみるとアップルは直近の株価からは大きく下げたものの、株価水準としては依然として270ドルを軽く上回る高値水準。マイクロソフトもまだ150ドル台をキープしている。ビザもまだ180ドル付近まですぐ回復した。私が初めて買い入れした136ドルより圧倒的高値圏となっている。

私が米国株の中で現時点での最強ディフィンシブ銘柄と思っているP&Gも下がっても117ドル。私が投資を始めた1年半前は91ドルだった。

Amazonもコロナショックによる影響は軽微で済んでいる。全体としては暴落局面だが、銘柄別に見ると最高値より下がっただけであって、1年以上前からホールドしている人たちからみれば含み益が少し減っただけである。

コロナショックで大きく資産を毀損した人は、直近の半年間で投資を始めたばかりの人や、私のように景気敏感株と逆張り投資をした人たちである。

数日前のモーサテでは、高値を追いかけて買い増しを続けた人と下落時に逆張りで安値買いした人とではパフォーマンスに大きな差が出たと伝えていた。まさにそのとおりの結果となった。安値と思って手を出した人ほど損失を受けている。私が証明中だ(涙)。

ダウ銘柄において毀損の著しい銘柄はエクソンモービルを筆頭にボーイング、3Mやファイザー。直近の安値で喜んで手を出した人はもれなく大損害を被っている。個別要因で大きく下落した銘柄は、その後株価はほとんど戻せずにいる。その上でのコロナショック。5年来の最安値を更新する日が続く。

737MAXで苦しんでいるボーイング。コロナ問題が目立ちすぎて情報が薄れてしまっているが、直近でも悪材料が継続中だ。燃料タンクへの機材破片混入、FAAへの新たな罰則、そして保証金の積み上げ。737MAX運行再開に向けた課題はほとんど片付いていない。今夏に737MAXが戻る可能性も危ぶまれている。

直近の株価は1ヶ月前想像すらできない230ドル台まで下落。737MAX問題が勃発する直近の最高値440ドルから200ドル以上も下落。この先もっと深堀りする可能性も考えられる。

このような状況ではあるが、コロナ発祥の中国国内の感染者数の増加傾向はピークを超えたのではないかと思っている。日本も、PCB検査数が増加している割に感染者数の伸びは鈍化の傾向が見られつつある。あと2週間もすればイタリアやアメリカなどの欧米諸国はともかく、日本も中国についでピークアウトに向かうのではないかと期待している。

世界経済はコロナをきっかけに原油暴落と企業債務の膨張化をきっかけとした債務不履行リスクもくすぶる。直近の暴落分を取り戻すには相応な時間がかかりそうだ。それでもいずれ回復することは間違いない。

対して瀕死状態の日本株。復活する期待値も低いのが残念である。対抗策として空売りできる道具を持っているのに、突然の反発を恐れて使わずにここまできてしまった。

いずれにしても、トレンドが反転するタイミングを待つよりもトレンドが続く時間のほうが長いことを考えると、買いも売りも順張りが王道なのだろう。

わかっていても逆張り思考を捨てるのはとても難しい。トレンド反転はいつやってくるのだろうか。


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