2020年03月12日記載
なぜ私は株式投資で負けるのか?自問自答してみた
2月に入ってから新型コロナウイルスによる暴落大損失を受けて、全く身動きの取れない中、なぜこうも負け続けるのかを自問自答を繰り返した。

なぜここまで負け続けてしまうのか。

これまでの投資のやり方に問題があったから大負けしてる。自分の考え方に間違っているから負け続ける。一体どこが間違っているのか。身動きが取れない今だからこそ冷静に且つ客観的に負ける理由について頭の中でぐるぐる考えた。

私が株を買うタイミングとその時の私の発想はこうだった。

「過去チャートを見るとあんなに高かったのに、こんなに下落してくれて安くてお得じゃないか。こんなに安く買えるチャンスは早々ない。なんてラッキー♪なんだ。よし、今買わないと株価が反発したらもったいないから今しかないよな。今買えば、少しの間で以前の株価に戻る可能性に掛けよう。贅沢を言わなくても8割でも値を戻せば大きな利益につながるぜ。ウヒヒ、よし注文だ。」

ところが実際は買った後も株価は下落し続ける。下落中の銘柄を買ってすぐに反転したケースはほぼゼロ。だから買った翌日以降、ほとんどが下落継続。結果は長期の含み損に突入。

まれに数日後に値を戻すことはある。含み損から含み益に切り替わったあたりで、これからもっと上昇するはずだと思って放置を決めると、翌日に下落に逆戻して含み損が拡大していく。また反発すると思いきや、いつの間にか絶望に変わり、買値に戻す期待すら遠い存在となり、耐えきれずに狼狽売り。こんなパターンの繰り返しだ。

ダメな逆張り投資の典型的な負けパターンである。

この負けパターンから抜け出すためには、自分のこれまでの考え方を全否定しなければならず、ようやく一つの結論に達したのである。

「なぜ今の株価で取引されているのか?市場が適正価格と判断しているから」

株を買う上でもっとも大切なこと。

それは、今の株価はマーケットが決めた価格であって、今この瞬間における市場が判断した価格。つまりいくら私が安い株価に見えても、マーケットは適正な価格と判断しているからこそ取引が成立している。

過去チャートだけをみて、個人が今の株価が安いと思い込み、逆張り発想を描いたところでマーケットが常に正しいので、一個人の希望的逆説的発想は、マーケットからみてたいてい間違っていることになる。

株価が下落トレンドに入っているのは必ず理由がある。ここでいう下落とは数分単位での揺れ動く瞬間的下落を指しているのではなく、数週間に渡って下落が続いている銘柄をいう。

日本株でいえば、JALを筆頭にキヤノンや銀行株は年単位の下落トレンドなら抜け出せていないし、資生堂は月単位における下落トレンド中、対する花王は上昇トレンドから衰退期に入りはじめたタイミングでのコロナ勃発。したがって花王株の下落幅は限定的で収まっている。

長期にわたりズルズル下落している銘柄は市場からは価値に似合わないと判断されているから、ゆっくりゆっくりと下落しているのであって、過去がいくら高値を記録した誇らしい実績のある銘柄であっても、今の株価が妥当だからこそ取引されていることをきちんと理解していなかった。私が負け続ける最大の理由である。

過去の株価はあくまで当時の査定としてジャッジされただけである。ピークから大きく下がった今の株価は、当時と比べて価値が下がったとマーケットが判断したから下落しているのであって、目の前の株価こそ現時点において適正な株価なのだと気づかなければならない。過去がいくら高値の株価をマークしたからといって、当時の価格に戻る保証など全くないのである。

もちろん中には数週間レベルで下落局面中であり、注文直後から反発上昇局面へ急反転する可能性はないわけではない。たまたま好材料が出る可能性もゼロではない。

でもそんな確率は極めて低いし、下落中の銘柄に手を出した場合、たいてい過去の高値まで戻ることはほとんどないことを身をもって体験している真っ只中である。

新型コロナウイルスへの警戒感による世界同時株安に突入で、下落トレンドにあった弱い銘柄は大きく下落し、上昇基調にあった銘柄の下落率は低く収まっている。これが今の米国株の現状となっている。

今でも私は新型コロナウイルスは、世界が恐怖に怯えるウイルスではないと思っているし、直近ではイベント中止が続く日本であって、オリンピックまで中止や延期になるわけがないと確信している。

しかしマーケットの判断はコロナウイルスを恐怖と捉えて、経済萎縮への警戒感が日に日に高まっている。いくら私が大したウイルスではないと確信していたところで、マーケットは怯えているから全銘柄で暴落したと考えなければならない。

どんなに私がコロナウイルスに対して軽く見ていたとしても、相場で勝つ上では全く無価値な思想でしかなく、投資判断を誤らせてきた根本原因はここにある。

さて、この先の株式市場はどう動くのだろうか。自分はどう考えるかではなく、マーケットにとって、この先どう動くのかの視点で明日の投資分析をしてみることにする。

改めて明日以降、具体的な見通しを練ってみたい。


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