2020年05月12日記載
Webサービスだけで飯を食っていくのは夢物語なのか
私は学校卒業後に民間企業に就職してから変わらず同じ企業に属している。屋根のある住環境で安定した毎日を過ごせているのは企業から毎月振り込まれる給料の存在があるからだ。

新型コロナウイルスによる前例のない国家事態に遭遇しても被雇用者であるサラリーマンは属する企業の売上が低迷しても現金で固定給が支払われる。無論、企業業績が大きく崩れれば所得も多少変動するが、個人で飲食業を営んでいる人たちと比べれば、抜群の安定感があり正社員の雇用は法律で保護されている。

Webサービス「キューRクラウド(https://qrcloud.net)」のサービス開始から1年半が経過した。立ち上げ当初のランディングページへのアクセス数は一日1件あるかないかの閑古鳥状態が続いた。

インターネットに関し漠然とセキュリティに不安を持つ人が大勢いるが、実際に多くの人にアクセスしてほしいと願いながらWebサイトを立ち上げても、大海原であるインターネット上に突然Webサイトがポツンと一つ増えたところで誰も存在すら気づいてくれない世界であるのもインターネットの特徴でもある。

だから私は常日頃からネットセキュリティに過剰な不安を持つ人に最初にアドバイスすることは、「そもそもあなたのネット情報に誰も興味を示さないし、誰も存在にすら気づいてくれない存在ですよ」と話をしている。

それぐらいネット上の情報は膨大であり、大半が誰も見向きもされない情報ばかりが流れている。つまり多くの人に見てもらいたいと願っても、アクセスを増やすのはそれだけ難しい世界というわけである。

特に新規ドメインを取得して立ち上げるWebページは、何もしない限り誰からも存在すら見つけれてもらえない。仮に新規ドメインを新規で取得した生まれたてWebサイトは逆説的に言えば最も安全な存在と解することもできる。

そのためキューRクラウドを立ち上げた当初は、大枚払ってプレスリリース配給会社を使いローンチ情報を出し、Google広告に対しても毎月1万円以上払い続けることで、かろうじてアクセスを一日あたり数件獲得する状況だった。

先月後半から問い合わせ件数が突然増加した。なぜだろうと思ったらGoogleのキーワード自然検索で1ページ目に表示されるようになっていた。アクセス数の増加に比例してユーザ登録してくれる人も徐々に増加傾向に転じつつある。

とはいえ、現時点において開発コストを除いた直接経費である毎月発生するサーバ代金とGoogle広告代金分を稼ぎ出すにも至っていない。毎月赤字を垂れ流している状態が続いている。赤字のままではただの慈善事業でしかない。世の中にはもっと潜在的ニーズがあると確信しており、アクセスも今の100倍以上に増やす努力が求められる。

改めて思う。企業に属さずにゼロベースからお金を得るのはとても大変だ。だからといって安易に下請け作業をするつもりは一切ない。

たとえ収益化まで時間がかかろうとも、私が目指すべき目標は時間対価ではない収益モデルを自分の力だけで構築することである。

Webサービスだけで飯を食っていくには現時点夢物語かもしれない。それでも元請けビジネスにこだわっていきたい。

いつかWebサービス成功事例として本コラムで紹介できる日を目指し、日々利用者向上と利便性向上に努めていく。
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