2020年06月12日記載
総楽観モードに冷水ぶっかけるFRB、相場も目が冷めたかも
ダウが久しぶりに大きく下落した。全米に広がったデモで第二波が現実味を帯びた懸念もあるが、最大の要因はFOMCのパウエル議長のコメントに対し、AI様が総楽観モードから現実論へと一気に舵を切ったような反応と思われる。

ダウ全体が大きく下げたことで、マーケット関係者は一気に目が覚ましたわけだが、最近航空株で一日あたりの変動率12%超の変動率の世界になれた私にとって、10%未満の下げぐらいではなんとも思わなくなった。

こうして余裕をもってこんなことを書いていられるのも、偶然にも直前に逃げることができたからである。キャッシュ率70%に戻した翌日の急落劇。まるで2ヶ月前の大暴落を前に泣き崩れた経験が、直前の危ない雰囲気を察知できたのかもしれない。

とまあ、偉そうなことを書いたが、単に逃げられたのは運である。逃げられたとはいえ、直近の高値から大きく下がりはじめたところでの逃げだったため、直近の資産額より減らした状態からのさらなる深い出血にならずに済んだ程度しかすぎない。

コロナ大暴落となったきっかけもFRBの緊急5%利下げを発表した直後だった。3月末の大底をつけたタイミングもFRBの緊急的ゼロ金利政策発言が発端だった。

マーケットAI様は、パウエル議長の発言に最も大きく反応する。昨年までは利下げは株式市場にプラスに働いたが、一線を超える利下げはネガティブに大きく動く。新型コロナウイルスショックでまざまざと見せつけられた。

例えると、花粉症で鼻詰まりがひどく、市販の点鼻薬を使って鼻詰まりが解消したものの、毎日点鼻薬を打ち続けると突然鼻血が出る、みたいな感じだろうか。

大きくさげたとはいえ、ナスダックの下落率はダウと比べてかなり少ない。こんな程度しか下げないのかと思えるぐらいに強い。巣ごもり再発であろうが、経済再開だろうが、GAFA陣営にとって全く無関係であることを示している。

さて、今日の日本株も大きく影響を受けそうだ。せっかくジリジリ戻りつつあったJAL株も再び転落モードになりそうだ。あと1ヶ月半しかない返済期限。一体どうなるのだろうか。
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