2020年06月15日記載
Zoomは怖い、危ないなんて思っていたらあなたはITオンチだ
コロナ騒ぎで一躍世界的有名になったオンラインビデオ会議システムZoom(ズーム)。私もZoomの存在を知ったのはコロナ騒ぎになってからの一人である。たったの数ヶ月で利用開始したユーザは1000万人から2億人まで増えた怪物的Webサービスである。

Zoomは聞いたことがあるが使ったのがない、もともとITにさほど詳しくなく、テレビなどのマスメディアで報道された「突然ポルノ映像が流れた」などの情報を知り、セキュリティが不安だと考え、Zoomなんて怖くて使えないのではないかと思った人も多いだろう。

たしかに第三者が突然無関係の映像を流入させる事件や、チャット機能を使って不正URLを掴ませて情報流出するケースは認められた。CEOも謝罪した経緯はある。

しかし、悪い情報だけかいつまんでZoomは怖くて使えないと考えているならはっきりってナンセンスだ。ソフトウェアというものは、常にバグが存在するものであり、セキュリティホールも開発者が目の届かない部分でどこかで存在するものである。ソフトウェアが高度化するほどバグとセキュリティホールは「存在するもの」として捉えなければならない。

私たちユーザにとって、どんなバグがあったのか、どんなセキュリティ的な問題があったのかを追求することよりも、問題が発覚した時点で、いかにして即時プログラム修正対応ができるかのスピードのほうが重要である。

Zoomは先に書いた問題点は都度即対応を行っている。当然ながら現時点上記の問題点は解消済みだ。運用面におけるプライバシー保護に対する施策も指摘を受けてから直ぐに修正されており、迅速な対応をみれば、信頼たる企業といって良い。おそらくこの先、新たな問題が発生しても即対応を続ける安心感がある。

だから、ITに手慣れた企業ほど、一時のマイナス報道があっても今もZoomを積極的に利用しているのである。ITの疎い企業ほどZoomは不安で怖いなど目先の感情論だけで排除する。

ところでなぜZoomが選ばれるのか。

・事前にアカウントを作成・登録することなく誰でも簡単に利用できる
・データ通信量が少なく通話がまず途切れない抜群の安定性

これに尽きる。他にもビデオ会議システムは存在するが、この2点に勝るものはない。もちろんこの先Zoomを超える利便性をもったシステムが登場するかもしれないが、爆発的普及したこの数ヶ月で知名度を上げた時点で、後追い企業が追い越すのは相当難しいと思われる。

初めての相手でも事前にログインせずにURLだけ送れば会議に招待できる利便性、相手の通信回線が脆弱でも通話が途切れず、利用端末はWindows、iOSはもちろん、AndroidやLinuxまでOSすら問わずに直ぐに利用できてしまう。

初めてZoomを使う側もURLをクリックしただけで必要なソフトウェアは自動でダウンロードが行われ、利用できる環境が整ってしまう。

利便性とセキュリティの相反する課題は、利用する側がコントロールすれば良いのである。会議IDは使うたびに新規に発行し会議が始まったら不正ユーザ参加防止ロックをするなどの機能も使いこなせば安心だ。

自動車だって移動するには便利な道具だが、使い方を誤れば他人を傷つけてしまう可能性がある。Zoomだって同じだ。使いもせず毛嫌いする人がいたとすれば、部分的なマイナス報道だけが記憶にあって、ろくに自ら使った経験もなくイメージだけで語っている人だと断言させていただく。

繰り返すがソフトウェア企業にもっとも必要とされる気質は、問題が発覚したら即対応できるスピード力なのだ。

私自身もWebアプリケーションを作って第三者の公開しはじめて以降、運用上、緊急性のある不具合は発見されたら即対応を常に心がけている。相手の顔が見えないネットサービスほど即対応力が求められる。ひいては信用力につながることを知っておきたい。
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