2020年07月09日記載
国家レベルで重要な航空産業、全世界から悲鳴が聞こえる
20世紀最大の発明品、飛行機。海を超え目的地まで一直線で運んでくれる。大量の石油資源は消費するが、一般人が最も高速で移動できる乗り物である。飛行機があるから世界中どこへでも移動することができる。

島国ニッポン。国民の多くは鎖国的思想の持ち主が多いが、高い国力を有することができたのもの、先人たちが積極的に外国の地まで出向いて市場を切り開いたからである。飛行機がなければ、今の日本は存在しない。

大型機主流の時代から中小型機に主力はシフトし、より多くの便数と目的地をつなぐ航空路線にとって、世界経済を牽引する主力産業として君臨してきた。

そんな人類において必要不可欠の飛行機産業が、新型コロナウイルスによって世界一斉で飛行機が飛ばなくなるなんて、一体だれが想像できただろうか。

維持費だけでも莫大な経費を必要とする航空会社。加えて安全対策にも多くのコストを掛けている。新型コロナウイルスによって、世界中のほとんど航空会社が悲鳴を上げている。

タイ国際航空の経営破綻を筆頭に、アリタリア航空の国有化、資金援助で食いつなでいるルフトハンザ航空、全便欠航で収益ゼロ化に追い込まれたエミレーツなど。数多くの安定航空会社までもが苦境にあえいでいる。

タイやアリタリアはコロナ前から資金繰りに翻弄している航空会社はともかく、比較的健全な航空会社まで一瞬にして資金不足に転落した。従業員の大規模リストラに踏み切るのは、過去さかのぼっても歴史上はじめての異常事態である。

一体、いつになったら苦境から脱出できるのだろうか。

一時、イタリアやスペインを筆頭に感染爆発したヨーロッパ各国の最近の新規感染者数は大きく減少に向かっている。第二波だとかクラスターとか騒がれた韓国でさえも、日本よりも新規感染者数は減少している。

ヨーロッパは完全にピークアウトしたといっていい。しかしアメリカは全くダメだ。マスクを拒否する国民性も追い打ちをかける。残念ながらアメリカが元気にならないと世界も元気にならない。

今もなお感染者が増え続けているのは、アメリカやメキシコ、そしてブラジルなどのアメリカ大陸の国々、そしてインド、中東各国だ。

航空会社、特に国際線運行率の高い航空会社は、アメリカが元気にならないと需要は戻ってこない。

LCC世界ナンバーワン航空会社のエアアジアも苦境にあえいでいる。昨日、エアアジア株は事業継承への懸念により売買停止に追い込まれた。

航空会社自身の経営の怠慢でもたらした経営危機とは異なるだけに、航空産業応援する一個人として、今の状況は本当に切ない。悲しい。

どうか、コロナ危機が去り、これまで通りの海外移動ができる時期まで、世界の航空会社には耐えて乗り切って欲しい。コロナが原因で航空会社が消えていくのは勘弁してほしい。

航空産業において地獄の歴史的危機に終わりが見えてこない。新型コロナウイルスが心底憎い。コロナのバカヤロー!
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