2020年08月07日記載
三菱自動車益子会長退任へ、でも特別顧問で居残る
三菱自動車で16年間も経営トップの席にいた益子会長が退任表明した。理由は健康上の理由だそうだ。だが退任でも特別顧問というわけのわからないポジションで残存するという。

はっきり言って、この16年間の三菱自動車の歴史をみてもわかるとおり、あれだけ汚点を残しておきながら、ノウノウとトップの座に居座り続けたのが全くもって首をかしげる。

おそらく三菱グループとの人材的なパイプ役として演じたからだと思われる。さしたる実績ところか汚点と爆発的な赤字だけを残して去っていくのはあまりにも遅すぎた。

過去に益子氏が登壇する講演会を視聴したことがある。どんな発言をするのか楽しみで会場にでかけた。

ところが話の内容は全くおもしろくもなく、部下が作った原稿をひたすら読むだけの演説で、自分らしさというか、一個人としての生身のある発言が一つもなく、落胆したのを思い出す。

オリジナリティがないというか、経営者としての自分の意志を言葉で公の場で表明した記憶が残念ながら何一つなかった。

なぜ、彼がトップの椅子に座り続けることができたのか、内部事情がわからないのでなんとも言えないが、外部から見る一ユーザとしてずっと不思議でならなかった。

しいていえば、リコール隠し問題のさなかで日本国内の販売台数が激減する中で、ASEAN諸国における販売増により経営危機を乗り切った実績は確かに認めるものがある。

しかしその後の燃費不正や人気車種のパジェロ、ランサーエボリューションといった他の自動車メーカーにはない素晴らしい車も生産も終了に追い込み、ルノー、日産との三者連合においても最も弱い立場として、ほとんど功績らしいことがないまま16年間も経営トップを務めることができるし、三菱自動車から光る自動車が完全に消え伏せたのはとても残念でならない。

起死回生で挑んだEV事業も現在はテスラの一人勝ちが続く。

ちなみにテスラは自動車メーカーのようで、中身はバッテリー制御技術メーカーである。そもそもの立ち位置が異なる。

今後、どうなるのだろうか。

期待はしていない。でも我がマイカー所有の歴史のほぼ全ての時間を三菱自動車ユーザとして過ごしてきたので愛着がある。

三菱らしい低回転領域からモリモリと付き上がる太いトルクを発揮するターボエンジンを搭載した自動車を出してもらえないだろうか。

いろいろ揶揄されるメーカーだけど、エンジン耐久性能は世界トップクラスの信頼性の高いメーカーだと今でも確信している。(電気系が弱すぎるがネック)

とにかく、期待せずこれからも三菱自動車の行く末を見届けていきたい。
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