2020年10月12日記載
ITリテラシーの低い経営する会社を衰退する
どんな産業に関わる企業でも事務所にパソコンがない会社は皆無だし、インターネットに接続環境を持っていないオフィスは皆無である。しいていえば、ご高齢の個人商店の店主はもしかしたらPCもスマホもなくインターネット接続すらしてない事業者もあるかもしれないが、化石的存在といって良いだろう。

2020年時点におけるITリテラシーの定義は、自社の業務をITを活用して効率化を図っていくかの発想力の差である。

間違っても経営者が自分でキーボードを打ち、ワープロソフトで文章が打てることがITにも対応していると思っていたら大間違いだ。

15年前までは、経営者は手書きや口頭で秘書に指示を出し、ワープロは部下にやらせていた時代もあった。

しかし今どきの経営者は文章ぐらいは自分でタイピングするのは当たり前であって、必要最低限のスキルである。

今の時代、求められるのは、IT環境をどうやって自社業務に取り込んで、効率化を図っていくかを考えられる思考力の差である。

伸びている会社は、紛れもなく社内業務のIT活用に積極的である。昭和の時代、一つの業務をするのに数名かがりで1日掛かっていた業務も、現代社会のIT技術を活用すれば、1名数時間で片付けられる時代だ。

ITリテラシーの差を外部からみてわかる判断基準をまとめるとこうだ。

・FAX受信
・ハンコ決済
・神エクセル

幸い政府もはんこ撤廃の動きが加速している。政府ですらそうなのだから、社内決済業務をするのに、赤いスタンプ台を出してはんこを押す作業はムダの骨頂といっていい。

テレワークを推進していてもはんこをもらうために出社するんは論外として、社員にアンケート的な要望を出す時、ワードやエクセルでA4印刷を前提としたフォーマットファイルを作成し、そこに入力させてファイルを返送を要求させていたならITリテラシーが典型的に低い姿である。

ペーパーレス化=IT化だと勘違いしている時点で終わっている。

社内アンケート的なものなら、A4デザインなんでどうでもよく、Webフォームでデータ収集すれば良いのである。

Webフォームを自動で簡単に生成できるサービスは既にたくさん存在している。わざわざ大した報告でもない内容なら、フォームに文字列を投入してもらったほうが報告するほうも短時間で済む。

ITを活用して空いた時間を創出し、ヒトしかできないクリエイティブな活動に振り向けなければならない。

社内連絡事項で、A4印刷のイメージした書面を作る発想そのものがITリテラシーの低さを物語っている。必要なのはデータであってA4デザイン用紙ではないからだ。

ITを使う最大の意味は、ヒトがやっていたら時間を要する内容をコンピュータに代替させることにある。

ペーパーレス化さえすればIT導入できていると勘違いしている経営者がいたなら、その会社の将来は暗いと断言しておきたい。
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