2020年11月11日記載
ハイテクから景気敏感株へ、Zoomは直近高値から25%ダウン
昨夜、ファイザーからポジティブサプライズ報道もあって、ハイテク株が売られ、景気敏感株が買われる展開が2日続いている。ファイザーからはじめてワクチン報道による市場インパクトは日本市場にも波及した。

航空株は軒並み前日比20%近い上昇、ボーイングも737MAXが遂に復活する。

とはいえ、このままセクターローテーションが進むのかといえば、答えはノーである。なぜならワクチン報道で瞬間的暴騰してもすぐにハイテク中心の相場に今年は幾度も押し戻される展開が続いているからだ。

恒久的に景気敏感株に買いが集まる展開に戻るには、金利が上昇し、新型コロナ感染者数が減少し、そしてワクチンが米国で正式認可されるタイミング以降になるだろう。

昨夜の段階ではまだ期待値の範囲は超えておらず、今後アストラゼネカやモデルナからの続報が出るまではゆっくりゆっくり利益確定売りに押される展開になるとみている。

それにしてもファイザー社は明らかに大統領選の動向が確定的になる日まで、公表を先送りしていたかのように私には感じている。

この2日間、過剰なまでに買われていた銘柄の急落が目立つ。特に巣ごもり銘柄の筆頭といわれるZoomは直近の500ドル付近から375ドルまで落ちている。

少し巣ごもり銘柄の売られ方が急すぎる印象もある。一方で業績好調ハイテク銘柄は絶好の買い場ともいえる。

ワクチン期待と実態経済との乖離がこの二日間の動向となっている。なにせ新規感染者は増え続けている。日本も第三波ピークといっていい。

大統領選が通過し、ワクチンの動向、737MAXの復活、航空会社の復便の加速。個人的に待ち望んでいた姿だが、なにか素直に喜べない。まだ安堵するには早すぎる思いが強いからだ。

本格的なセクターローテーション到来なのか、それとも一時的なのか。

まずは私のJAL株。買値まで戻ってくれれば気持ちは明るくなれる。それまでまだまだ長く暗いトンネルへの出口は遠い。
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