2020年12月04日記載
米国株はワクチン接種開始後の世界を折り込みはじめている
最近の米国株の動向を見ていると、ワクチン接種開始後の世界を株価が折り込み始めたように見える。航空株が連日上昇し、ボーイング株も戻り始めている。

ハイテク株の主役だったGAFAMは上昇ペースは鈍化。すでに超高値圏でもあるので、さらなる買い増しする資金は、コロナで苦しんだ銘柄に資金が向いているような印象を持つ。

一方、現実の世界をみると、日本も一日あたりの新規感染者数が最高値に達し、GoToキャンペーンの一部見直しや、大阪通天閣を赤色にするなど、再び警戒感が復活している。

アメリカも相変わらずの新規感染者数だし、死亡者も増え続けている。しかし株式市場はアフターコロナを見据えた動きに変化し始めている。

今朝のダウは上昇一辺倒の展開中に、ファイザーが年末までにワクチン供給数が1億2000万回から6000万回に減る発表を受け急落したのをみても、ワクチンへの期待が日に日に強くなっているように感じている。

国内でもワクチン接種を無料化する法案が全会一致で通過した。無料化であれば、少なくとも金銭的理由で接種しない人はゼロ化するのは良い。

国民の代表である国会議員が全会一致で決めた事案でさえ、文句を言う人がいる。

「税金の無駄遣いだ」
「副作用リスクを税金を使うなんて意味不明」

全世界がコロナで悲鳴を上げている状況であり、ワクチンの存在は非常に大きい。

接種の判断は個人の裁量であって、国民の義務ではないのなら、無料化は大いに歓迎するべきではないだろうか。

ワクチンに限らず、薬全般に言えることだが、全員に例外なく効果のある薬は世の中に存在しない。人によっては効果の差が出るのが普通である。

しかし新型コロナワクチンに関しては、社会の目は厳しい。実績のないのだから、絶対的な完全なワクチンなんてあるはずもなく、不幸にも副作用を発症する人も出でくる可能性もあるだろう。

世の中には実績がなくても積極的に未来に向けて挑戦する人と、実績を見てからでないと動かない人がいる。日本に限らず全世界だ。だから先陣を切ってワクチン接種する方たちそれぞれがバランスよく人類は存在している。

すぐに全世界人口分のワクチンが一気に供給できないのだから、ぐちゃぐちゃ言っていないで英米の先陣の皆様のワクチン効果を見届けながら、来年春以降にもなれば、何かしらの傾向が見えてくるはずだ。

私たち日本人はそれまでじっくり待って観察しながら、国内にワクチンが届く日を待ちたい。
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